秋田2008
2009年03月07日
乳頭温泉から帰ろう (秋田)

前にも書いたとおり、乳頭温泉郷は、十和田・八幡平国立公園 乳頭山麓に
点在する七湯の総称で、それぞれが独自に源泉を持っています。
ボクらが泊まった「妙乃湯」のほかに、全国的に有名な「鶴の湯」、
ほかにも、「蟹場温泉」「国民休暇村」などがありますが、12月の段階でも
「黒湯温泉」「孫六温泉」への道は、雪に覆われていて閉ざされていました。
自分の足で他の宿も見て、やはり気になったのは「鶴の湯」。
温泉とはいえ、ちょいと洒落た時間を過ごしたくて「妙乃湯」にしましたが、
秋田の自然をより体感できる、野趣溢れる滞在がしたければ、「鶴の湯」は完璧ですね。

散々温泉には入ったので、他の温泉の日帰り湯は諦めて、
もう少し食事も愉しみたいと、角館へ戻ることに。

空港に戻る途中で角館があるので、ワリとスケジュールも
組みやすいですね。夏や秋なら、渓谷とか紅葉とか
見たいトコも多いけど、冬だと選択肢は絞られちゃうんで。
食べ残したものを、攻められます

やー、でも久々の雪山ドライブ気持ちよかった

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続きを読む「黒湯温泉」「孫六温泉」への道は、
自分の足で他の宿も見て、やはり気になったのは「鶴の湯」。
温泉とはいえ、ちょいと洒落た時間を過ごしたくて「妙乃湯」
秋田の自然をより体感できる、野趣溢れる滞在がしたければ、「鶴の湯」は完璧ですね。

散々温泉には入ったので、他の温泉の日帰り湯は諦めて、
もう少し食事も愉しみたいと、角館へ戻ることに。

空港に戻る途中で角館があるので、ワリとスケジュールも
組みやすいですね。夏や秋なら、渓谷とか紅葉とか
見たいトコも多いけど、冬だと選択肢は絞られちゃうんで。
食べ残したものを、攻められます


やー、でも久々の雪山ドライブ気持ちよかった


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2009年03月05日
妙乃湯の晩ご飯 (秋田) 乳頭温泉っていいヮ

宿の雰囲気といい、お風呂のバラエティさといい、
この歳にしてボクを"温泉好き"にさせつつある「妙乃湯」。
さて、そんな温泉宿の夕食はどんなモンなんでしょ。
乳頭温泉には、超有名な秘湯の「鶴の湯」があり、
そっちとも迷ったんですよねー、やっぱり。
でも食事が凝ってそうで、宿全体にモダンなエッセンスも
取り入れてるとこに惹かれて、最終的に「妙の湯」にしたんです。

食事は、朝と夜は別の場所。
夜は渓流沿いの畳の座敷で、朝は暖炉がある
サロンみたいなとこでテーブル席。
ゆったりお風呂に浸かった後に、体が火照ったまま
いただくビールって、ほんと幸せ。しかも窓の外には雪でっせ。
料理は、昼に食べた料亭と比べちゃ、そりゃアレですが、
品数も多く頑張ってます。ハタハタ、稲庭饂飩、きりたんぽ鍋と
観光客が喜ぶ定番をそろえてますし、紅鱒とか自家製漬物とか
そういうラインもタイプです。ロケーションってのもありますが、
2万円前後の宿としては、充分な内容かと。

滞在中は時計をろくに見なかったってのもあるけど、
東京での1分と、ここの1分が、
今や、秋田に来て温泉つかるより、ソウル飛んで垢すりする方が
お手軽な時代ですが、いやいやどうして、
これまでは休みといえば海外優先でしたが、
徐々に国内比率も増えていきそうな感じです。
それこそ、子供ができたりしたら、一気に変わるかな。

何年も封印してたスノボですが、フリーランだけでも
再開したくなってきてる今日この頃。
温泉:滑りは、8:2で程度でいいんだけど、気持ちよく
雪の上を滑走するあの感覚が懐かしくて。 → blogランキング
2009年02月26日
妙の湯 (秋田) 乳頭温泉の洒落た宿

田沢湖の奥にある秘湯の「乳頭温泉」
http://www.nyuto-onsenkyo.com/
7つの温泉が点在していて、「乳頭温泉郷」って呼ばれています。
特に有名なのは「鶴の湯」で、ダイナミックな自然との融合っぷりは、
不動の人気を誇っています。あと、モダンな「妙の湯」も女子ウケいいね。
ボクラも、上の2つで迷ったんですが、部屋自体は妙の湯の方が
洒落てそうだったので、「妙の湯」を最終的には選びました。
http://www.taenoyu.com/
こちらは、渓流沿いの一軒宿で、ジャパニーズモダンを
取り入れた、"やりすぎじゃない温泉宿"です。
温泉宿のリノベーションがここ何年かで急速に進んだけど、
なかには、下品なラブホテルっすか?くらいの温泉情緒が
皆無な宿もあるじゃない。 別にそれはそれで、ニーズが
あるからいいんだろうけど、秋田の山奥に折角行ったんだから、
攻撃的な圧迫感より、ほっこりとした癒しが欲しいじゃない。
そういう意味で、ちょいモダンな感じが好印象でした「妙の湯」は。

露天風呂の数も男女合わせて7種類、内湯を入れたら9個かな。
時間制で男女の風呂が入替ります。貸切に出来る家族風呂は1コ。
源泉は2種類で、にごり湯の「金の湯」、単純温泉(透明)の「銀の湯」。
詳しくはコチラ
こんだけあるんで、気分によって使い分けられるから、
気付いたら1時間くらいお湯に使ってたなんてなるんすよ。
一番気持ちいいのは、渓流沿いのデカイ混浴風呂「妙見の湯」ですが、
期待はしたものの、実際知らない人と混浴になることはありませんでしたね。
ここは天井も無いので、風に舞う雪を感じながら入浴できる開放感がいいですね。
下の写真は「妙見の湯」から、もうひとつの混浴風呂を眺めたショット。

エンドレスになっちゃうそうなのは、「金の湯 寝湯」。
にごり湯の檜風呂で、背もたれと枕があるのがオレ向き。
ほろ酔いで入った日にゃ、朝までいてもおかしくないw。
ただ、ボクが入ったときはぬるかったんですが、男女風呂が切替わって
まりえが入った時には、熱すぎてゆっくりなんてしていられなかったとのこと。

トップの写真は貸切にできる家族風呂。
ランプの灯りが雪を照らして風情満点。
こちらも、横にちいさなせせらぎがあるので、
いかにもな雰囲気でいっぱいです。
訪問したのは12月半ばなので、今はもっと雪深くなているんでしょうね。
そういえば、ここに泊まった日は誕生日だったような。
お風呂に入っている時以外は、本を読んだり、酒を飲んだり....
まりえと一緒に、静かな時間をのんびり過ごしてました。

こーいう場所に独りで行くってのが、妄想の中では憧れですが、
多分性格的にひとりだとウマく遊べ無さそうな気がする〜

あると思います! → blogランキング
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2009年02月19日
料亭 しょうじ (秋田)野鴨とご対面

角館の料亭 しょうじ
http://ryotei-shoji.jp/
宿泊した武家屋敷ホテルの「樅の木亭」は、
ワリと今っぽくアレンジした郷土料理なんで、
ドストライクの郷土料理が食べたいと、
クラシックな料亭を探してたんです。
何軒か料亭があるものの、サイトは似た感じだし、
クチコミもあんまピンとこなくて迷っていたんだけど、
折角なら"雪見料亭"とかいいなと思って、
窓の広そうな「しょうじ」にしたんです。
で、電話して食べたいものとか予算とかの相談して、
最後に「あの、庭見える部屋がいいんですけど」と
お願いしたら、「あー、もう窓のユキガコイしちゃったんですよ」と。
「ユキガコイ??ってナンダロ」と思いましたが、どうやら
見えないことはわかりました。ここまで相談して対応も良かったんで、
ま、別に景色見えなくてもいいやって感じになってましたが、
「ユキガコイ」って何だろう?という疑問は、現地行くまで
引っ張りましたね。

そうそう、「現地のうまいもんが食べたいです!」と
アツかったせいか、3日ほど前に連絡がきたんです。
「野鴨入りそうなんですけど、いかがです?」って。
ソリャ、迷うことなくお願いしますョ!!
おかげで、行く前からテンションあがりましたねー。
料理は要予約で昼は3000円くらいからOKらしいですが、
ボクは野鴨も食べたかったし、7000円でお願いしました。

で、その「料亭しょうじ」。
場所は、武家屋敷から歩いていけるゾーンにあります。
思ったよりデカイ料亭で、何十人も入れそうな座敷の前を通って、
ボクラは個室に通されました。お昼のお客はボクらだけだった
らしく、個室以外は寒かったんで、板張りの廊下は、足元から
しんしんと冷気が伝わってきました。雪国の冬って感じで
ボクにはポジティブ。
料理は食べるときに説明してもらったけど、すんません。
2ヶ月前の慣れない食べ物の名前は、いつもに増して
覚えられません。
なので、2ヵ月後のデフォルメされた記憶と思って
適当に流しながら読んでくださいね。
「ソレって、いつもと変わらないじゃん」ですって!?
んーまーそーなんだけど、いつも以上に
素材名とか料理名がわからんダス。
言い訳はこの辺にして、特に印象的だったのは、
あたりまえだけど「野鴨」。最初は、"だまこ鍋"にして
出てきたんだけど、「野鴨」の力強いこと滋味に富むこと!
レバーのあたりも"いい癖加減"で、日本酒が進みますよ、オレのくせに。
しかも米星人にはたまらない、ごはんを丸めた"だまこ"とのコラボとくりゃ、
心の中では自然と踊りだしちゃうって。

コレ、なんつー食べ物なんすかね?
冷たいゼリーよせみたいな、澄んだ煮こごりみたいな。
この山菜もみずみずしくて、中盤でとてもスッキリする一皿でした。

囲炉裏を挟んでの、夫婦2人の料亭ランチ。
会話が途切れても気にならないから、
炭の燃えるパチって音まで、ゆったりした
心で拾えます。こーいう時間は、恋人ってより
夫婦の方がしっくりきますね。

基本"戦人(いくさにん)"として
生きていたいオレですが、油断すると
隠居した老人みたいな台詞ももれちゃいますなw
今っぽく言えば、草食系男子?。
ま、シャキッとした外面ばかりじゃ、
生きてんのも疲れるし。
料亭 東海林
要予約 不定休
〒014-0356 秋田県仙北市角館町花場下8
電 話 0187(54)2022 FAX 0187(54)2023
営業時間 昼 11:30〜14:00 夜15:00〜21:00
http://ryotei-shoji.jp/

香港から帰国後、満腹中枢がイカれたせいか
凝った料理を食べたいっていうマインドに
全然ならなくなりました。しばらくは、この
傾向でいたいかも。 → blogランキング
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2009年02月06日
武家屋敷ホテル (秋田)

角館にある民芸調のこじんまりしたホテル「田町 武家屋敷ホテル」。
過度に洗練されすぎているわけではないので、幅広い層から
支持を受けているみたいですね。家族、カップル、女同士
あまり騒ぎ過ぎないなら、どんな使い方にも似合います。
ホテルのエントランスも、町の雰囲気にマッチしていて、
一歩外に出ると黒板塀や天然記念物の枝垂桜など
立派な古木が道の脇で存在感を放っています。
「青柳家」とか「石黒家」とかがある、いわゆる
"武家屋敷"ゾーンへも徒歩圏内。"みちのくの
小京都でそぞろ歩きしたい"なんて人には、
もってこいの宿なんじゃないでしょうか。

ハードだけでなく、ソフト面もイメージする"秋田"らしくて
あったかくなれました。フロントにいらしたのは支配人なのかな?
お客さんをほっこりさせるテクニークは、さすがでした。

程よい距離感は保ちながら、雪国っぽい
スローな時間軸でのコミュニケーション。
そうそう、こういうの求めていたんです。
併設の「樅の木亭」の食事もハズさないし、
角館に泊まるなら、おすすめですよ。

田町武家屋敷ホテル
〒014ー0312 秋田県仙北市角館町田町下丁23
0187-52-1700
http://www.bukeyashiki.jp/

やっべー、全然痩せねぇ..... → blogランキング
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2009年01月29日
樅の木亭 (角館) "はたはた"の衝撃

角館では、「武家屋敷ホテル」という、その名の通り
武家屋敷をベースに作ったとかいうホテルに泊まったんです。
そこに併設されているレストランが「樅の木亭」で、前までは
イタリアンだったと思うんだけど、今は郷土料理を扱う創作和食の
レストラン。
宿泊者は、浴衣のまま食べられるよう、個室のゾーンが
用意されていているんですが、かなりのペースで料理が
出てきます。
これは、ココだけの傾向じゃなく、
他の料亭や温泉宿でもそうだったんで、
もしかしたら、秋田は食事のスピードが早いんでしょうかね?

前がイタリアンのお店だったからでしょうか、お皿や盛り付けは
いわゆる日本料理という王道だけじゃなく、かなり遊びが
入っています。また、出汁が強いな...と思う料理も何皿か
ありましたが、逆に肉の火入れ加減とか、むしろ好みだったものもありました。

ホテル飯だからと、多少ナメてた部分もありましたが、
モダンアレンジの秋田料理は、他ではなかなか
食べられないだろうし、このチョイスは案外正解
だったんじゃないかなって思ってます。
というのも、翌日のランチが料亭だったので、クラシックな
郷土料理はそっちに任せとけばいいから、バランス的にいい感じかと。
お餅のような団子の中に、ミンチした地鶏がつめてある
鶏のあんぷら包みとか、稲庭饂飩も美味しかったですが、
やっぱ圧巻だったのは"はたはた"。

この時期、旬な"はたはた"は、粘り気のある卵が特長的で、
プチプチの食感はなんとも癖になるし、やけに日本酒が
すすむんだわ。
ネバネバ具合は、鮮度や火入れにもよるのかな?
他の温泉宿や東京で買ったときは、たいして卵が粘らなかったので、
余計にこのときのインパクトが、色濃く焼きついてます。
一時期、角館「一行樹」の高橋シェフが銀座に
「genten」を出店していましたが、今は、また角館に
戻って、「じん市」というお店をやってるみたいですね。
みちのくの小京都と言われるだけに、思いのほか
モダンなお店も多いです、角館。

今年は、地方ならではの料理に、色々逢ってみたいなぁ
樅の木亭(田町武家屋敷ホテル)
〒014-0312 秋田県仙北市角館町田町下丁23
TEL : 0187-52-1705
http://www.bukeyashiki.jp/dining/index.html
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続きを読むもしかしたら、秋田は食事のスピードが早いんでしょうかね?

前がイタリアンのお店だったからでしょうか、お皿や盛り付けは
いわゆる日本料理という王道だけじゃなく、かなり遊びが
入っています。また、出汁が強いな...と思う料理も何皿か
ありましたが、逆に肉の火入れ加減とか、むしろ好みだったものもありました。

ホテル飯だからと、多少ナメてた部分もありましたが、
モダンアレンジの秋田料理は、他ではなかなか
食べられないだろうし、このチョイスは案外正解
だったんじゃないかなって思ってます。
というのも、翌日のランチが料亭だったので、クラシックな
郷土料理はそっちに任せとけばいいから、バランス的にいい感じかと。
お餅のような団子の中に、ミンチした地鶏がつめてある
鶏のあんぷら包みとか、稲庭饂飩も美味しかったですが、
やっぱ圧巻だったのは"はたはた"。

この時期、旬な"はたはた"は、粘り気のある卵が特長的で、
プチプチの食感はなんとも癖になるし、やけに日本酒が
すすむんだわ。
ネバネバ具合は、鮮度や火入れにもよるのかな?
他の温泉宿や東京で買ったときは、たいして卵が粘らなかったので、
余計にこのときのインパクトが、色濃く焼きついてます。
一時期、角館「一行樹」の高橋シェフが銀座に
「genten」を出店していましたが、今は、また角館に
戻って、「じん市」というお店をやってるみたいですね。
みちのくの小京都と言われるだけに、思いのほか
モダンなお店も多いです、角館。

今年は、地方ならではの料理に、色々逢ってみたいなぁ
樅の木亭(田町武家屋敷ホテル)
〒014-0312 秋田県仙北市角館町田町下丁23
TEL : 0187-52-1705
http://www.bukeyashiki.jp/dining/index.html
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2009年01月17日
角館 (秋田) 雪が無い!?

秋田県でも、結構内陸に入ったところ。
空港から、車で田んぼの中を走っていると、
突如として情緒溢れる町が出現する。
みちのくの小京都「角館」だ。
http://kakunodate-kanko.jp/
当初は、「B.Dだし、箱根の高級旅館でも泊まってみる?」って話だったんですが、
「絵的になぁ、箱根だと雪もその頃無いだろうし、なんかパンチ欲しいよね?」ってことで、
急遽雪に埋もれた秘湯探しに変更。なんかで乳頭温泉を見つけ、更に駅貼りの刷り込みで
「お、角館×雪見温泉って、ヤバくね?」ってとこに辿り着いたというのが、今回の
小京都行きのバックグラウンド。

JRの駅に貼ってある「角館」のポスターに知らず知らず洗脳され、
"白い雪と武家屋敷の黒い板壁のコントラストを撮ってみたい"
と、カメヲタ魂が騒いだわけですヮ。
って、ノリだから、『雪』っていうのは、極めて重要な舞台装置なわけで、
角館の公式ブログを見ては、「おーヨシヨシ、よくぞ雪が降ってくれた!」と
はしゃいでいたワケなんです。
ところが、旅行の1W前の週間予報をチェックすると、旅行日程中はなんと雨。
公式ブログからは、日々雪が溶けていく様子が伝わってきます。
山深い乳頭温泉の方は、心配なく雪見温泉に浸かれそうだったので
安心してはいましたが、当日まで、「雨が雪に変われ!」と心の中で
祈祷しておりました。
最後まで、雪を願いましたが、現地に着くとまるっきり雪は無し。
将棋で言ったら「飛車」落ちの気分に若干凹みましたが、
思った以上にウマイ飯に出逢えたので、なんとかダメージは
回復し、次回こそ!という気分になれましたが..

春は、しだれ桜
夏は、緑
秋は、紅葉
冬は、雪
と、四季折々の魅力がある角館なのに、よりによって
一番寂しい時期に行っちゃったので、武家屋敷の写真
としては、最低のモノだと思いますw

小さな町なので1泊で充分楽しめますが、
酒や鶏、野菜に魚も美味しかったし、
料亭も多いので、メシ好きに結構刺ささりますよ。 → blogランキング
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2008年12月24日
泣けちゃうほどNIPPON (秋田) 角館と乳頭温泉

今宵、クリスマス・イヴですが、当家は今晩、
徹底的に「和」の粋を愉しませてもらっているので、
気分的にも"日本"ネタでいかせていただきます。
ボクもまりえも12月の産まれなので、
誕生日にかこつけて、秋田に行ってました。
雪の角館が見たかったのと、乳頭温泉で温泉三昧が
したかったんです。もちろん、比内地鶏や鰰(ハタハタ)、
キリタンポといった本場の味覚に逢いたかったというのは、
言うまでもありませんがw

とにかく、何が良かったって「乳頭温泉」。
家族風呂もいいですが、渓流沿いのダイナミックな
妙見の湯ってのが抜群に良いいんです。

妙見の湯は混浴用なんですが、なかなか女子は
いらっしゃらないので、実質貸し切り状態。
そもそも絶対数が少ない男性陣はたいして長湯も
しないので、ほぼ一人ででっかい風呂を占有し
自由を謳歌しておりました。
特に夕食後が気持ち良くて、FULL MOONに照らされた
雪景色の中、ひとり乳白色の温泉につかってると、
「こんなに人生って素晴らしくていいんすか!?」って
思わず泣けちゃうほどNIPPONなんです。

川のせせらぎも結構なボリュームなんで、独り歌っていても
誰にも聞こえないから、懐かしの名曲なんぞ口ずさんで
おりました。
雪山って学生の頃に良く来てたので、つい思い出すのは
スノボやリゾートバイトをしていた頃の懐メロ。
こういうシチュエーションには、おしゃれ番長的なサウンドは
似合わんのです。人間満たされすぎるとHAPPYな曲より、
この「大事な時間が終わること」を察してか、切ない歌を
セレクトしがちじゃない?
ん、そんなこと無い? やっぱオレが変態なのか...ま、いいやw
そういう意味もあって、もしかしたらこういうシーンでは、
演歌が一番マッチするのかもしれないけど、
むしろ、ボクにとっての演歌(SOUL MUSIC)は、
サザンだったりドリカムだったりするわけで。

食事は、どこもそれなりに満足出来ましたが、秋田って
出すペースやっけに早いのよ。東京だったら2.5Hくらいの
コースを1.5Hくらいで出してくる感じ、なのであんま
ゆっくりお酒を味わうって出来なかったんですが、
たまたまボクらがそうだっただけなんでしょうか?
衝撃的だったのは、ハタハタ。あの卵のネバネバ感とか
尋常じゃないんで、猛烈に癖になります。

シーズン当初の野鴨がいただけたのもラッキー!!
今年は雪足が遅く、料亭で聞いたら、
「今年初の鴨を召し上がったお客さんですよ」と。
しかも、また雪がなくなって、いい鴨が入らないんですよ...

あと、比内地鶏は、やっぱ強いです。
米星人的には、きりたんぽもハズせませんし。
てな感じで、心から癒された秋田の旅でした。
ただ、肝心の角館に雪が積もっていなかったのだけが悔しい。
例年なら積もっているらしいんですが...

料亭もホテルもほんと不況の影響をモロに受けてて
「もう、ほんと大変なんですよ...」と言う声を、
あちこちで聞きました。
なにげに倍率低い時って狙い目かなとも思うんで、
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