Singapore 2014
2016年08月26日
レイガーデン (シンガポール)年越しの北京ダックとベイサイドの花火
2004年を迎えたのはシンガポール。バンコク、クラビと回った後にシンガポールへ。弟家族や親友が住んでいたので、感覚的には殆ど東京に帰ってきた気分。
そんなファミリーとの大晦日の晩餐に選んだのは、安定の広東料理「レイガーデン」。子供連れで大人も愉しめて、しかもなにげにテラス席あるという。ちなみに、この時に使ったオーチャード通りの「レイガーデン」はもう無くなってて、今は”チャイムス”の中の方だけ残っているようです。

「レイガーデン」はじめてのメンバーもいたので、焼き物、スープなど定番メニューを。だいぶシンガポールの物価も高くなっちゃったけど、それでも価格に対する満足度は、たいていの日本の広東料理店と食べて、まだまだ高水準。さすがは中華系が7割以上の国家ですな。

テラス席でトップクラスの広東料理がカジュアルに楽しめるという。なにげに、そんなお店、日本であるかと聞かれても、「えーっと....」ってなりません?

オーチャードストリートは、どんどん新しいビルに建替えられたからねぇ。成熟した日本では体感しにくい、”国が成長している実感”を感じられる場所です。

Orchard Lei Garden Restaurant
現在はCLOSE、チャイムスの中のレイガーデンは健在http://www.leigarden.hk/en/branches/branch.php?cid=4
食後はマリナベイの植物園行って、ニューイヤーの花火を待ちながら呑んでました。

その地域・国によって得意なものってのは変わるので、旅人はうまくそのギャップを利用するのが理想です。東京は、なんでもあるって言えば、なんでもあるかもしれません。ほんと豊かな都市だし、その恩恵を死ぬほど受けてるのは自分です。
でも、ホテルの大人なリゾート感(しかも安い)や大胆なフォルム、高層階のルーフトップバー、オープンテラスのカフェやレストランなど、そういった部分はシ ンガポールにかないません。チキンライスやバクテー、ラクサなど、地元密着方の料理も、やはり現地で食べる方が美味しいです。あと、あんだけ狭いエリア で、コントラスト強めカルチャーが混在しているのも好奇心が刺激されて面白い。
何故、こんなに旅が好きなのか、ちゃんと考えたことはあんましないけど、多分、世の中で面白いことがまだまだあって、それを体験したくてたまらないんでしょう。刺激ジャンキーといえば、それまでかな。
そんな感じで、常に思考よりも行動が先になるオレですが、年末のせいか、めずらしくこれまでのことを振り返ってました。

弟はそれこそヤツが生まれてからの付き合いだし、親友とも当時で20年近い付き合いになってたのかな。弟は昔から海外で仕事したいって話してたし、ヤケに仕事ができる親友も、若い頃から将来的には世界を舞台に仕事をするって、そんな話をしていたもんです。
そして実際に着々と人生のビジョンを実現してきた友人や家族。そんな仲間家族と、大晦日にシンガポールでうまいもんを囲んで酔っ払ってるというのは、なんだかホントHAPPYでね。

刺激がもらえる友人というのは、ほんとありがたいもの。自分の狭い価値観をどんどん広げてくれるし、現状で満足するなんてことは、人生で殆ど味わったことの ない感覚です。友人らの活躍を目の当たりにしていると、いつだって”オレって、なんも成せてねーわ”って、そう思いながら日々を送ってます。

あ、 別に卑屈になってるわけじゃないよ。多少うまくいったことがあったとしても、そんな慢心することないし、周囲に感謝しながら次の目標を目指していける、そ ういうサイクルを自然と作ってもらえているということ。これは、こうした友人・家族らのおかげなんで、ほんと”ありがたいな”って思うんです。
こう書くと、なんだかいい人ぶってるように感じるかもしれないけど、それがマジ本心なのよ。自分でもこんな精神状態になるなんて、ガキの頃には夢想だにしてなかったわ(笑)

人が成功したら羨んだり、失敗したらザマーミロってなるのかと思ってたけど、誰かが成功してたら素直に尊敬するし、自分も絡める部分がないか、自分のケースで役立つことないか、そういう思考回路で生きてます。
子供の頃は「いい大学にいって、いい会社に入って」みたいな人生しか選択肢がないかと思ってた。確かに、大学でできるコネクションとか、価値観の形成は重要 だけど、もはやいい会社ってのは、定義が昔とは大きく変わっていっている。自分の人生に責任を持てるのって、結局自分しかいないわけだし、インターネット は個人にビジネスのチャンスを、信じられないくらい提供してくれている。


このシンガポール訪問から、既に2年半以上が経ってるわけなんで、子どもたちはだいぶ大きくなったし、新しい命が誕生したり、ビジネスの環境も大きく変わっています。
それは自分にもあてはまることで、この旅の直後に書いてた文章を見て、なんだか今は、このNEW YEARの奇跡の延長に立ってるんじゃないかって感じてます。

『カウントダウンの花火を見た後、道路は封鎖されてるし、恐ろしい人混みをかきわけながら電車で家の近くまで帰ろうと覚悟を決めてたんですが、交通封鎖が解け た瞬間に一台のタクシーがロビーに到着。だれかが呼んだタクシーだったんだけど交渉したら「乗っていいよ」とのこと。新年早々ついてる!
しかも、交通封鎖が解けた直後なので、他のタクシーは殆どいません。横に黒塗りの車が居るなと思ったら、シンガポールの副首相でした。なんか2014年はイケる気がしてきた! モーゼの十戒みたいに人混みの中をスイスイすすんでいきます。』

ほんと、この頃からビジネス環境がガラッと変わったし、国内だけじゃなく、海外に行く頻度もめっちゃ増えた。
確か、この時期って、色々自分の環境を変えた時期だったと思う。ま、いつも通り計画的なんてもんじゃなく、なりゆきと勘と行動力だけなんだけどね。そういうことの集約が、この年末から年始の時間に集約されていた感じ。

日々、全然ダメだわーと感じていながらも、2年前のこの時よりは、自分もやりたいことをカタチにしてきている。歩みは遅くてもいい、その代わり、自分に正直に、ブレずに進むことに拘りたい。
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2016年03月01日
文東記 (シンガポール)海南チキンライスと出会った店

シンガポール内に8店舗を展開している
チキンライスの有名店「文東記」
10数年前に初めて「文東記」を訪れた時、
「なんだ、このチキンのゼラチン質は!
なんだ、このしっとりした肉質は!」と
感動が体の芯を走り抜けたことを
今でもクッキリ覚えています。
物価も今より安かったし、円も強かったから
体感価格が全然違ったしね。

あれから、日本でもだいぶ浸透したチキンライス。
タイのカオマンガイもそうなんだけど、チキンの感じが
日本だとどうしても本国を再現したものにならないのよね?
なんでかな オレの気のせい?
肉のテクスチャは、かなり近い表現できるとこ
あるけど、皮とか皮の裏のゼラチンのプルプル
ちゃんが、やっけにグラマラスなのよ、本場もんは。
あの圧倒的なゼラチン質に、日本で出逢ったこと
ないんすよね...。
鳥の出汁で炊いた米と、しっとりしたテクスチャの肉質と、
グラマラスなゼラチン質が揃って、はじめてチキンライスの
完成形になるんだと信じるボク。なので、シンガポールに
寄ると、救いを求めるように「文東記」に足を運んでしまうんです。
サイドオーダーもワリと豊富だし、
弟の家からも近いので重宝しています。

Boon Tong Kee(文東記/ブン・トン・キー)
425 River Valley Road, Singapore 248324(リバー・バレー・ロード店)
11:15~16:00、16:30~翌4:00(日曜のみ翌3:00まで)
+65 6736 3213
2016年も1/6が終了。
1年を1時間と考えると10分を回ったところ。
15分までにはペースを作らんとね。
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2015年09月22日
シンガポールのクリスマスイルミ (Singapore)
この週末、シンガポールはF1グランプリでしたね。
去年は、まりえとチンダテと一緒に、F1の予選とFINAL観に行って
その後、JLOのライブをポールポジションで観戦してたっけ。
更に数年遡って、2011年には、イツキマン家の結婚10週年を
バリ島のラグジュアリーヴィラでお祝いした後、シンガポールに
移って、みんなでF1観戦してたんすよね。
ちなみにボクのシンガポールのF1デビューは2009年。
この時のブログ見ると、マリナベイサンズ(MBS)が建設中だったり
しています。
2000年頃からMBSが建設される頃までは、シンガポールは
ホテルも安くて食事もホーカーのローカルフードが美味しく、
定点観測したい場所で、毎年のように訪れてました。
ヨーロッパに行く際も、トランジットで使ってたし。
ただ、MBSが完成してからは、シンガポールの成長が
俄然勢いを増してきて、為替は日本が弱くなるは、
物価もあがりまくりで、最近はだいぶ行きにくくなってね。
2013年12月30日の深夜、クラビからシンガポール入ったボクは
弟夫妻と再合流し、同時期にシンガポールに駐在だったチンダテ
家族とヨットハーバーでちょい飲みした後、メンズチームで
オーチャードで軽く飲み直し。

昔は庶民的なスーパーだった建物が、ハイブランドが軒を連ねる
洒落たビルへと変身を遂げ、ネオンが町の勢いを象徴しています。

オーチャードにある「KPO」っていうクラブっつーか
ラウンジ的なとこに行ったんだけど、モヒートが一杯
日本円で2500円くらいしたような記憶が残ってます。

チンダテが日本に帰国しちゃったし、同時期にバンコクへ
行く用事も出来たので、今年はシンガポールでのF1観戦は
諦めました。ただ、あの祭りは最高なので、また仲間らと
押しかけたいっすね。
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2014年01月17日
Singapore 2014 New Year

10年前くらいから、
トランジットの際にちょっと寄って、町の変化感じたり、うまいローカル
フード食べるのにちょうどいい規模感なんでね。
去年からは、家族や友人が移住して、益々身近な国に。
こうして、大晦日に集まってテーブル囲んだりしてると、
東京都シンガポール区くらいの心の距離感です。

年越しそばの代わりに、年越し北京ダック(後、麺)

シンガポールは12/30の夜から、1/2の朝までと、
実質2日間ちょいの短期滞在。年末のベイエリアはイベントで
大混雑だし、行きたかったフレンチは年末のスペシャルコース
のため、ちょいと予算オーバー。

なので、これまでの観光客スタイルに無かったプランとして
在住組の家庭訪問してのファミリー会したり、住んでるから
わかるネガティブ面をヒアリングしたり、あとはアジアビジネスの
現場について情報交換したりと、徹底してシンガポールの
リアルライフを覗かせてもらってました。

唯一、観光客らしいことをしたのは、
New Year Eveにマリナベイサンズ(MBS)至近に
出来た植物園に行ってみたこと。カウントダウンまで
時間あったんで、この宇宙みたいなスペースで
シンガポールの奇想天外さを体感してました。

相変わらずだけど、ここはビグザム。
この国家がジオン軍だとしたら”MBSが量産された
暁には、中国などひねり潰してくれるわ!!!”と
威嚇してるようにしか見えません。

MBS近辺は、日本の花火大会のような人出。
カウントダウン待ちの人で溢れていて、座れるような
スペースは皆無。ただ、ちょっと離れてリッツに行ったら
ラウンジはガラガラで、テラス席でのんびり年越し。

カウントダウンの花火を見た後、道路は封鎖されてるし、
恐ろしい人混みをかきわけながら電車で家の近くまで帰ろうと
覚悟を決めてたんですが、交通封鎖が解けた瞬間に一台の
タクシーがロビーに到着。だれかが呼んだタクシーだったんだけど
交渉したら「乗っていいよ」とのこと。新年早々ついてる!
しかも、交通封鎖が解けた直後なので、他のタクシーは殆どいません。
横に黒塗りの車が居るなと思ったら、シンガポールの副首相でした。
なんか2014年はイケる気がしてきた! モーゼの十戒みたいに
人混みの中をスイスイすすんでいきます。

改めての発見は、アラブ人街が意外にオモシロイなと。
以前訪問した時は、期待値大きすぎてちょっとガッカリした
記憶があるんだけど、よく見るとおみやげ屋さんとかかわいいし、
交通量が少ないテラス席で、のんびりビール飲めるのとか良いっすね。

久々にバクテーもいただきました。
バレスティアロードにある超人気店。
スープでごはんが、すすむ、すすむ。

オーチャードとベイエリアは、ほんとバブってます。
小規模な国家ながら、いや小規模な国家ゆえか、
集中と選択を見事にやってのけていて、華やかさや
威厳を保つための演出が上手。ある一部分だけ
見たら、東京など霞んでみえます。東京の課題は
魅せ方だなと、つくづく思う。

在住組に聞いても、やはりイタリアンのレベルはあがってないらしい。
スタバはバカ高かったけど、おしゃれなカフェに寄ってみたら、
たいして金額が変わらなかった。絶対コッチでしょ!

円安&物価上昇で、昔のような気楽さやオトク感が
だいぶ薄れたシンガポール。やっぱ、アジアでハジけるなら
バンコクだわ! 安くて、うまくて、安全で、オモシロい。
日本の報道だとバンコクがデモですごく危ないみたいに
受けるヒトもいそうだけど、実態はそんなんじゃないしね。
↓ ↓

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