京都2014_7月
2019年04月19日
15回目の結婚記念日

昨日は結婚記念日でした。
とうとう15周年、なんとか無事に結婚生活を続けさせてもらってます。
5年前には京都の「SODOH」で10年目の結婚式という2回目の式を挙げさせてもらいました。サプライズに協力してくれた友人たち、あの時は本当にありがとう。

普段は入ることのできないお寺に入れてもらって、

お互い和装で記念写真が撮れて良かった。思えば、この頃から和装の興味がグンとあがった気がしてます。

カメラマンの川久保さんが撮ってくれたムービーは、本当に今でも家宝。

さすがに、ちょいと若いっすね、オレも。
イツキマンも司会ありがとう。

にしても、夫婦でほんと色んな場所に行ってきましたわ。

レストランに至っては数え切れないだろうし。


何箇所 旅に行ったかわからないくらいなんで、ちょっと懐かしい写真探してみました。続きの方に並べてあります。
↓ ↓

そこそこリアルタイムなInstagramはコチラ。
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kyah2004 at 23:00|この記事のURL│Comments(0)
2015年10月09日
無鄰菴 (京都)大人たちの修学旅行
去年の夏、京都で10年目の結婚式を挙げたのね。
京都は勿論、東京や札幌、シンガポールからも友人が
集まってくれたんだけど、散々はしゃいだ翌日は、
みんなで「割烹 たいら」でお昼を食べて舌鼓。
その後は"のんびり庭見たいな"というリクエストに
応えて『無鄰菴』に向かいました。

無鄰菴は山縣有朋の別荘だった邸宅で、東山を借景にした
池泉廻遊式庭園。場所はざっくり言うと南禅寺のあたり。
朝粥で有名な瓢亭のお隣です。
さすがに、こういう環境だと皆も心が鎮まるようで、
ナチュラルな空気感の中 思い思いの時間を過ごしてました。

なんだろう、この知ってる感。
田舎もないし、こんな建築の家で暮らしたことも
ないんだけど、やけに落ち着くんだよね 不思議。
あー、さっきガン呑みした日本酒が今頃回って
きましたよw

こういう場所で自然に出てくる表情を撮るのが好き。

人を撮るのは得意じゃないけど、こういう時はカメラと
レンズを最適なセットに整えておくだけで、あとは自然に
被写体が飛び込んでくるんです。ボクはそこをただ捕まえるだけ。

そういえば、ここは紅葉シーズンに来たことが無かったなぁ。
今年はプライオリティ高めにセットしとこ。

子供らは、はじめて会ったばかりでも
気負うこと無くセッションがはじまる。

日常に忙殺されて見えなくなっていたものが、
奥の方からゆっくりと浮き上がってくる。

そして、余計なものを知らないうちに洗い流しているんです。

ひとりになりたかったら、庭の奥の方へ。

さて、本格的な秋が訪れる前に
静かな庭を感じてこようかな。
↓ ↓

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2015年07月26日
割烹 たいら(京都)夏を感じて
京都でまりえにサプライズの
「10年結婚式」を挙げたのは
一年ちょっと前。
その節は、友人及び関係者の皆さま、
ご協力ありがとうございました。
2次会、3次会と、かなり深い時間まで
つきあってくれたこと、ほんとに嬉しく
思っています。
そんな京都のPARTY翌日は、東京・札幌組を連れて
お気に入りの『割烹 たいら』へ。仏光寺にある
カウンター8席程度のこじんまりしたお店で、
リピってる回数で言えば、京都で一番多いかも。

料理は繊細で凛としつつも奢りがなく優しい。
こういうクオリティの日本料理のお店が、
何ヶ月も予約待ちなんて異常な状況じゃなく、
普通に日常に溶け込んでいるところが、京都ならでは。

ある季節になると、超高級日本料理店から、
町場の居酒屋まで、旬の食材が一斉に並びだす。
これって東京では、なかなか感じられない感覚
なんだよね。
東京にいるとどうしてもイタリアンとかフレンチが、
外食の中心になりがちなので、ボクの店のセレクトが
問題なのかもしれないけど、口で季節を味わう感覚って
だいぶ希薄な気がするんです。

東京は、いつでもなんでも食べられるという凄いパワーを放ってる
都市ではあるんだけど、お店の外や町、周囲の自然の力をうまく
取り入れる大人のしたたかさは、残念ながら得意じゃないんですよね。

お店を貸し切りにしたので、子供がいる友人とも
ゆったりとおいしい食事を堪能出来ました。

こないだも、まりえと一緒に伺ったけど、
期待通りいい時間を過ごすことが出来ました。

自分がお気に入りのお店に、大事な友人たちと一緒に
行けるってのは、ほんと嬉しいし、幸せなことだと
思うんです。

ほぼほぼ、このメンツでさっきまで札幌だったけどね 笑

割烹たいら
075-341-1608
京都府京都市下京区仏光寺通柳馬場西入ル東前町401
今年は、夏の京都に行けなそうだなぁ。
↓ ↓

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2015年02月07日
せせらぎすへら(京都)鴨川沿いの洒脱なドッグカフェ

去年の夏に「SODOH東山」で挙げた10年目の結婚式、
その2次会の会場に選んだのが祇園のスフェラビルに
入っている洒脱なカフェスペース『せせらぎすへら』。
スフェラは、伝統と歴史にもとづく豊かな文化を持つ都市
京都をベースに、東京、ミラノにも拠点を設けるデザインスタジオ。
鴨川沿いに、まるまる一棟ギャラリーのビルがあって、
その1Fが犬と一緒に過ごせるカフェスペースになっているんです。

昼間は光たゆたう柔らかなカフェスペースで、
上質で心地よい日常を過ごすことが出来る。
京都らしく四季折々のメニューが愉しめる
うえに、オリジナルの食器も感性を心地よく
刺激してくれるんですよね。

こちらがオーナーの真城さん。
ミラノサローネに何年も前から出展している
ある意味クールジャパンのはしりです。
貸切させていただきありがとうございました!!

1次会と違って、リラックスした装いにチェンジ。
京都の次世代を担う『GO ON』の、そうそうたる顔ぶれ。

札幌・東京のヤンチャ組も続々と合流。

箱が大きいので50人くらいなら余裕で入れます。

どんなスタイルでも似合う包容力ある空間です。

天才ギタリスト 大樹のアコースティック・ライブも
挿しこんでくれたり。おかげで、ただでさえいかした
空間が更に上質な空気で満たされる。

リスペクトしている友人らと、こうやって集まれるのは
なんだか贅沢だなーと思う。さすがに主役なのでオチてませんw

演奏の後に、GO ONのプロデューサーRYOとかおりんのお祝いも。

入籍したお似合いのお二人に。
会場のみんなからケーキをプレゼント。

この2次会の仕切りは、イケメン過ぎるテッペーの仕事。
ほんと頼りになる若人です。ありがとう!!

いつか、この子らが大人になった時、日本はどうなって
いるんだろうね。もっと世界からCOOLと認められている
国になっていたいね。経済力は間違いなく落ちていくけど、
本質的な意味でリスペクトされる国づくりをブランディング
していきたいね。ささやかだけれども。

祇園の鴨川沿いの道路に面した入口。
目の前の遊歩道には小川が流れていて
とても心地いい空間。観光の合間に
一休みするにはベストチョイス。
まだまだ古都の夜は続きます。

せせらぎ すへら
075-532-1070
京都府京都市東山区弁財天町17 スフェラビル
http://www.ricordi-sfera.com/ja/shop/sferabuilding/0f_seseragi/
3次会は京都市内の隠れ家ラウンジへ。

今年は、まだ京都に訪れてないのでそろそろ行くつもり。

去年の7月12日は、とってもいい思い出になりました。
協力してくれた仲間たちに、心から感謝。
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2014年12月24日
10周年結婚式 (京都)THE SODOH HIGASHIYAMA
Joyeux Noel.
そんなイヴにちなんで、ベタ過ぎるこの投稿を。
もう半年前なんすね、京都のSODOHで10周年の
サプライズ結婚式挙げたのは。
式の前の和装の写真撮影も内緒だったんだけど、
わざわざ京都に来てさ、打ち掛け着させられて、
SODOHさんのスタッフにインカムでエスコート
してもらいながら、非公開の塔頭で写真撮影ですよ。
フツー、これだけで終わるなんて思いませんよね 笑
写真撮影の後に控えていた10周年結婚式、こんだけの
友人らに緘口令ひいておいてオレがヘマしちゃ洒落に
ならんので、その日は朝から口数少なかったらしいですw

写真撮影の時に「なんか、あるわね」と薄々感づいていたまりえも、
会場の扉の向こうの顔を全部予想できたわけじゃありません。
なにより、自分らのお祝いのために、京都の友人をはじめ、
東京や札幌、シンガポールの友人までもが集まってくれてるの
実際見たら、さすが胸があつくなるでしょう。

結婚式ならともかく、東京に住んでる2人がわざわざ京都で
10周年の結婚式って酔狂っすよ。そんなのに付き合ってくれる
友人らには、ほんとに感謝の言葉がありません。

この式は、神父さんもいなければ、神主さんもいないし、
ご僧侶がいるわけじゃありません。
なんせ、10年前に結婚の誓は立ててるわけで。
その代わり「真実」とか「永遠」などそれぞれに意味を持った
12本の薔薇を、仲間達からメッセージとともに受け取り、
最後に12本の薔薇を渡しながら10年目のプロポーズをするという
"ダーズンローズ"だけはやりたかったんです。

文字で書かれても、良くわからないですよね。
ダーズンローズ(dozen rose)って。
この式の雰囲気が一番伝わるのは、友人のカメラマン
”川久保さん”に撮ってもらったムービーを観てもらうこと。
折角のイヴですが、5分ばかしお時間をくださいな。
このムービーじゃ、みんなのお祝いメッセージは拾えてないけど、
新婚当時では聞くことの出来ない熟成された仲間らの言葉を浴びてね。
まりえをお祝いするつもりが、オレもヤラれてましたわ 笑

ちなみに、そのダーズンローズの最後、
プロポーズのシーンがトップの写真なんです。
自分で言うのもアホだけどいい絵でしょ? 笑
結婚は墓場という言葉に怯えていて、30歳までは全く結婚なんて
考えられなかったのよね、オレも。でも気の持ちようで、とっても
居心地いい場所になるんだなって40歳を超えたオレは実感しています。
これは運による部分も多いと思うけど、少なくとも全員の結婚が
墓場じゃないということだけは断言できる。

まりえも一番驚いたのが、妹夫婦が来てたことかなと。
洋一くん、摩耶ちゃんありがとね。
京都の深淵を魅せてくれる小山姐さん、お忙しい中ありがとう。

東京・札幌組も、ほんと良く来てくれました。
お前らの仕立てたタキシードカッケーわ!!

GO ONチームをはじめとする京都チーム。
キミらが協力してくれたおかげで、会場が
グッと雅になりました。マーくん、キャップ、
中川さん、トール、コスガーニ、マッツン。
裕嗣伊やレナちゃん、愛奈ちゃんもありがとう。

結構直前で、半ば強制召喚した弟分達。
シンくん、コウちゃん、来てくれて嬉しかったぜ。

シンガポールから来てくれたチンダテ、みかちゃんも
男の子2人を連れながら、ありがとさん。しかし、
シンガポールに赴任してからのほうが
絡んでるというのがオモロイね。

それぞれが展開力あるメンツなので、基本フリーな会にしたんだけど、
初めて会う人達もいるので、途中で写真使いながらみんなの紹介を
させてもらったり。

あ、あとオレが頑張ったのは 笑、
このケーキの上に飾る木彫のミッキーを探したこと。
予想以上に喜んでもらえてホッとしましたわ。

会場の雅さアップに大きく貢献してもらった、京都 伝統工芸の
モダンなアイテムたちを紹介させてもらいましょうか。
この独特の朱色のテーブルライナーは西陣織の「細尾」のアイテム。
これ漆の糸で作られているんですよね。なんともッ艶っぽい。

ドンペリが採用したことで一躍有名になった
「中川木工芸」のシャンパンクーラー。
GOSSETは札幌の「果実倶楽部」からのプレゼント。

左のトレーは茶筒の「開化堂」のトレー、右は「朝日焼」の器。
その上で使われているチーズは、北海道の「ファットリアビオ」

ダーズンローズの花籠は竹工芸の「公長齋小菅」、
あとパンのバスケットに京金網「金網つじ」を
使わせてもらいました。

とまあ、こんな感じで、この年だからというか、
結婚生活10年の間に培った縁があったこそ
実現できた式なんですよね。
ヤンチャな札幌、東京組を、その存在感でまとめてくれた
たかチャン。ダーズンローズのビデオも撮ってくれてたんだよね。

諸々、細かなところをサポートしてくれたてっぺい、
イケメンだけじゃないとこが腹立つわ 笑

京都との縁をくれたRYO、かをりん。
オレの人生にここまで影響を与えてくれるとは。
年下だけど、オレの目標な一面も。

カメラ一台で、ほんと良くあの映像撮れましたね...、
ビデオ川久保さんにお願いしてホント良かったです。

栄光には、最後のムービーや全体進行の相談乗ってもらったり、
ダーズンローズのトップを務めてもらうなどお世話になりました。
末弟もさやかと家庭を持って、ほんと大人になりましたな。

司会、ダーズンローズのトリ、メッセージビデオのアイディア出し...、
イツキマンがいたからこそ、この会を安心して進めることが出来ました。
家族を除いて、一番長い付き合いの親友。紺のタキシードがキマってるぜ。

SODOHの内藤さん、岡崎さん。
10周年目の結婚式、日本に根づかせていきましょう。
こんな素晴らしい場所を提案してくれただけじゃなく、
ボクのボヤーッとしたアイディアを、ここまでカタチに
してもらって、感謝をどう言葉にしていいかわからないです。
とてかく やれて良かった。と心から思っています。

色んな事があった2014年だけど、
やっぱしこの時が最高の瞬間でした。

会の最後に流させてもらったオレからのビデオメッセージを。
なんせどこで“ゼログラビティ”発動するかわからないので、
末弟やイツキマンの提案で1週間前に急遽創ったんです。
これも、まりえが横の部屋にいながら作るってのは、
かなり至難の技でした。酔ってる時とか、つい
「ここどうかな?」とか相談しそうになるんでw
それでは、皆さま。
聖なる夜を。
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2014年10月14日
結婚10周年目の記念写真
未だに、女性の友人達からは「おめでとう!」と言われて
「キョトン?」とすることも多いです。7月に京都で挙げた
10周年目の結婚式。なんか思った以上の反応があって嬉しい限り。
あのサプライズ結婚式は、その前の着物で写真撮影するとこから
サプライズという2段構え。ま、わざわざ打ち掛け着て京都で写真
撮る段階で、「なにかあろう」くらいは勘付かれますけどw

ま、結果エラく楽しめたんで良かったです。
打掛をレンタルさせていただいたPrincess Roomさんには、
感謝の言葉もないです。
朝、京都入りして、拾翠亭行って、御料理 はやしで
ランチした後、「仕事なんで付き合って」とワケわかんない
こと言いながら、まりえを『SODOH 東山』に連れていったんです。

いざ「SODOH」につくと、スタッフもオレもサプライズが
バレないようになんか固めで(笑)。友人ら50人くらいにも
緘口令引いていたので、それを自ら不意にするわけにもいかず。
言葉の節々に気を使いながら話してると、どうにもぎこちなく
なるんですよね。
スタッフの「控室の準備ができるまでしばらくお待ち下さいね」と
いう発言に、まりえから「なんで控室?」とか聞かれて、オレも
めずらしくモゴモゴ...で。顎の回転数が普段の1/5でしたわ(汗)

サプライズのステージはSODOH東山とその周囲なので
ちょっとしたミスで、ここに居るはずのない友人らとの遭遇しちゃう
リスク高かったんですね。京都の友人ならともかく、東京、札幌、
シンガポールからも友人呼んでしまっているんで、彼らに会ったら
完全アウトです。


文字じゃわかりにくいかもだけど、3Fの控室で着付けをし、
会場となる2Fの部屋の前を通ってSODOH敷地内で撮影、
それが終わって近くの高台寺塔頭で撮影してる間の
わずか30分ちょいで招待客が会場入り…。
と、まぁ気持ち的には おおげさじゃなく綱渡り。

高台寺での撮影から戻って控室に一旦戻るときに、
会場となる部屋の前を通る時は、一番ヒヤヒヤでしたね。
こんなワガママを快く聞いてくれて、更に万全の体制で
オペレーションしてくれたSODOHの皆さんには、ほんと
今でも感謝の気持ちが褪せないし、あらゆるところで
こちらの期待以上のパフォーマンスをしてくれました。
そもそも「2回めの結婚式ってのやりたいんすよね」っていう
コンセプト自体に激しく共感してくれて、色々いい提案して
くれましたしね。
着物での撮影も、高台寺 非公開の塔頭「岡林院」「月真院」での
撮影許可をサラっととってくるあたりカッケーっす。
まずは「岡林院(こうりんいん)」から。苔の美しさが尋常じゃなく
一般公開のお寺では絶対に出せない美のバランスが見事に
保たれているんですね。空間に美が凝縮してるっていうの、
全身で感じることができました。

続いての「月真院」からは、開放感ある庭から八坂の塔が望めます。
ここは建物の中が距離とれる場所なので、ボクもすかさずカメラ
構えました。正直に言うと、この絵を撮るためにα7買ったといっても
過言じゃないです。オールドレンズでいい絵撮れたぜ!!

(オレ撮影)
さすがプロカメラマン、いい絵撮ってくれますね〜

カメラマンは、SODOHさんの紹介で「ミシマオフィス」さんに
お願いしました。HP観て、雰囲気ある絵を撮ってくれそうだなと
思って即決。ロケハン、事前打ち合わせもそこそこの中、しっかり
大事な瞬間を切り取っていただいて、ほんと感謝。
この後のPARTYでも、いい絵めちゃくちゃ撮ってくれてます。

高台寺の塔頭から戻り、化粧直しをしたところで、
いよいよサプライズPARTYのスタートです。

後からみんなが撮ってくれてた映像見て、
準備の時の緊張感も伝わってきました。

イツキマン、仕切りホントにありがとね。

Partyの時のムービーも、そろそろ完成するので
是非、それも見て欲しいです。いわゆる結婚式の
初々しさはないですが、こなれた大人の結婚式って
それはそれでいいものですよ。

続きの方では、必死で選んだお気に入り写真を。
ほとんどの写真が好きすぎて、一部だけ選ぶって
メチャ苦労しました 笑
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2014年09月23日
御料理 はやし (京都)味覚を研ぎ澄ませば

御所の東、出町柳の路地裏にひっそりと佇む一軒家の京料理『御料理 はやし』。
10周年結婚式の前のお昼に選んだのがこちら。少し中心部から離れているせいか
ランチだと意外に直前でも予約できて嬉しかった。
毎月恒例の”男子会 くろいわ”で、メンバーのひとりが「京都で一番好き」と
いうだけあって、研ぎ澄まされた料理が続く。単に受け身なだけではなく、
こちらからも一皿一皿味の焦点を探しに行くことで、よりピントが合って
くるという大人の展開。
10周年結婚式の前のお昼に選んだのがこちら。少し中心部から離れているせいか
ランチだと意外に直前でも予約できて嬉しかった。
毎月恒例の”男子会 くろいわ”で、メンバーのひとりが「京都で一番好き」と
いうだけあって、研ぎ澄まされた料理が続く。単に受け身なだけではなく、
こちらからも一皿一皿味の焦点を探しに行くことで、よりピントが合って
くるという大人の展開。
お昼は3000円位からのお弁当もあるようですが、このコースは幾らくらいだったっけな...。
詳しいことは忘れたけど、多分6000円くらいだった気がしてます。
カウンターは写真禁止ですが、2Fの個室はフリースタイルで楽しめました。
とはいっても、いつものようにデロ酔いできるできるわけではなく、和装での
写真撮影もあるし...とお酒は最低限でとどめておきましたが。

続きの方で料理の展開はしっかり載せてますが、基本全体的に料理は極めて真摯です。
お昼の手頃なコースですので、高級食材は多様せず、その分仕事の深みをたっぷりと
感じられる流れ。分相応ということもあり、自分的にはそういうレンジが一番落ち着く。

まだまだ自分の味覚は開発中ですが、結婚する前のジャンクな生活に慣らされていた舌では
絶対に理解できなかった味の頂き。タイにしばらく住んでる友人が言ってたけど、やっぱり
半年も暮らしていると、刺激が無い料理は物足りなさを感じてしまうようになるらしい。

この冷たい〆ごはんに幸せを見いだせるような大人になった自分を褒めてあげたい。

来年は祇園祭の宵山に焦点を合わせているので、また来年も夏の京都を
しっかり味わいに来たいと思います。次は昼から存分に酔っ払いたいしw

御料理 はやし
075-213-4409
京都府京都市上京区梶井町448-61
世界に美味しいものは溢れてますが、今の歳になって
日本料理が一番こころとからだに嬉しいですね。
世界遺産としてしっかりと次世代に伝えていきたい。
まずは自分がしっかり理解できるようにならないと。
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2014年09月05日
拾翠亭の庭と桔梗寺 (京都)

10周年結婚式は、まりえにサプライズってことで
京都に連れだせたのはいいものの、そっから会場入りの
15:00くらいまでは、どう流れつくろうか最後までぐたぐたに 笑
お昼に今出川の「御料理はやし」は予約してたので、
そこに行く流れってことで、御所内の『拾翠亭』に。
ここは五摂家のひとつ九條家の現存する唯一の建物で、
江戸後期に建てられたもの。建物は数寄屋風書院造りで、
主に茶会のための離れとして使用されてたらしい。

亭の前面には東山を借景に取り入れた勾玉形池が
広がっている。御所内なのでさすがに品があるし、
ガラ空きなのが、たまんないね。
なんせ毎週金・土曜日、葵祭・時代祭しか参観できない
気まぐれスポットだし、時間も15:30まで。それでいて、
参観料100円と、観光客からするとサプライズだらけ。
思った以上にのんびりして、それこそ 御料理はやし から
徒歩5分圏内の「廬山寺」へ。ここは、紫式部ゆかりの寺で
別名“桔梗寺”

知ってるようで、実はあまり知らなかった紫式部。
『日本人で唯一人「世界の五大偉人」に選出され、フランスの
ユネスコ本部に登録された世界最古の偉人並文豪紫式部は、
「平安京東郊の中河の地」 すなわち現在の廬山寺の境内(全域)に
住んでおりました。それは紫式部の曽祖父、権中納言藤原兼輔
が建てた邸宅であり、この邸宅で育 ち、結婚生活を送り、一人娘の
賢子を産み、1031年五十九歳ほどで死去したといわれております。
紫式部は藤原香子と呼び、「源氏物語」「紫式部日記」「紫式部集」などは、
ほとんどこの地で執筆されたものであります』

凄いな…なんか。
直射日光から避難し、桔梗を眺めながらこころと体を休めるひととき。
夏の京都も暑いのイヤイヤ言いながら、好きだったりしてね。

フルサイズ持って初の旅でした。
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2014年07月26日
大人の修学旅行 (京都)

ただ、Partyの前のオレはあきらかに言動が不審。
「ねぇ、どこいくの?」というまりえとの普通の会話も、
サプライズを仕掛けている方とすると、あやうく自ら墓穴を
掘りそうになるので、普段よりも数段キレが落ちてました笑
京都について最初に向かったのが御所内の『拾翠亭』。
ランチで「御料理 はやし」の予約が取れてたので、
その近辺の未訪問のとこ行ってみようと。
こちらは金曜日・土曜日だけ一般公開しているんですよね。
殆ど貸切状態なので、じっくりと庭や建物を愉しむことが出来た。

九條家の現存する唯一の建物で、江戸後期に建てられた数寄屋風書院造りの亭。
縁側の前には東山を借景に取り入れた池が広がり、茶室からの景観を一層引きたてている。

続いて御所の東にある廬山寺へ。
紫式部が源氏物語などを執筆したお寺で
ちょうど桔梗の時期だったので寄ってみた。

縁側は日陰になっているので桔梗を眺めながら
ボーッと過ごすことが出来る。庭の白い砂利が
レフ版のように光を跳ね返してるのが脅威だったけど。

ちょうど時間になったので、御所からほど近い
出町柳の『御料理はやし』へ。
直前の予約だったのでカウンターは空いてなく
2Fの個室の方でゆったりと。新カメラと
レンズのチェックなんかも兼ねてたので、
この日は個室がありがたかった。

料理は、お昼のせいか派手さは控えつつも、じんわりと
体に染みていくものが多かった。味付けは薄いけど、
薄着の丁寧な重ね方で立体感を作っている。
こういうお店タイプです。夜にカウンターで訪れてみたい。
くろいわ男子会メンバーの友人が「京都で一番好きかも」
と言っていた意味がわかる。彼好みの文脈だね。

御料理 はやし
075-213-4409
京都府京都市上京区梶井町448-61
宿は河原町三条の三井ガーデンホテル。
公長齋小菅のSHOPの上です。チェックインして
ほんの10分程度昼寝してからいざSODOH東山へ。
このちょっとの睡眠が、サプライズPartyで
落ちなかった理由です。
一回寝ると次は寝れなくなるという試練が
待ち構えているんです。なので毎晩睡眠不足。
ただ、この日はオレのワケのわからん体の構造を
逆に活かして、落ちないコンディションを意図的に
創ってみました。たまには役にたちますね。

翌日のお昼は佛光寺の「割烹 たいら」へ。
お昼から夜と同じコースが食べられるので、
この日帰るメンバーともゆったり京の美食を
楽しみたくてね。

一人、他のお客さんもいらしたけど、後はカウンターを
東京・札幌メンバーで占拠。適度にワイワイやりながら
夏の京料理に舌鼓。こういう大人の修学旅行やりたかったんすよ。

ご主人と歳も近いせいか、肩肘張らずに過ごせるんですよね。

京都らしい和のエッセンスが詰まった空間と
モダンな感性が自然に融合している店内。
ちなみに、ここに来れなかった札幌メンバーは、
昨日知り合ったばかりの弘嗣くんの窯元見学へ。
「小川長楽」さんの窯元、オレも未訪問なのに。
さすが、行動力の塊な友人たち。

最後にお見送りに出てきていただいた たいらさんとの記念写真。
やー、お騒がせしました。おかげで、いい時間を過ごすことが
できました。ありがとうございます。

割烹たいら
075-341-1608
京都府京都市下京区仏光寺通柳馬場西入ル東前町401
ぽつぽつ雨も降ってたので、雨の心配をせずに
お庭を眺めていられるところに行きたいなと。
まりえと相談して、だったら「無鄰菴」にしようと。
あそこなら人も少ないし多少賑やかでも大丈夫っぽいし。

有名な瓢亭の横だけど、あんまメジャーではない「無鄰菴」。
小さな入口の門からはあんまし想像できないんだけど、
中に入ると東山を借景とした奥行きのある庭が広がっている。

山縣有朋の別荘で、昭和16年に京都に寄贈されている。
琵琶湖疏水の水をとり入れ,三段の滝,池,芝生を配した
池泉廻遊式庭園。ちょいと一休みしたい時に、寄りたく
なる場所なんですよね。

しっかし、フルサイズのカメラにしてから
写真撮る行為自体が久々に面白くてたまらない。
オールドレンズも組み合わせることで、
作りたかった絵に近づいてきた。
大人の修学旅行は続きます。
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2014年07月21日
10年目の結婚式

前も書いたけど当家は今年 結婚10周年なんです。
10年って体感ではあっという間だけど、結婚当初を振り返ってみると、
それなりに前に進めた実感はあります。その実感の正体ってなんだろう?って
考えたら、それはボクラを取り巻く友人や家族から得られたものが殆どなんですよね。

夫婦2人だけだったら、こんなに充実した時間は送ってこれなかった。
じゃ、ヤツらと一緒に面白い時間を創っちまうのが、ウチらしいんじゃねーか
と考えてカタチにしたのがこのPARTY。
まりえにはサプライズということで、京都の友人はもちろん、東京、札幌、
シンガポールからも、友人らがステルスでお祝いに駆けつけてくれました。

10年前の結婚式はビンタン島のBanyantreeであげたんだけど、
日本で披露宴をあげなかったのは、型みたいのがメンドーで。
なので、この10周年パーティも出来るだけシンプルな感じに
したかったんです。ハコと人をキッチリ抑えれば、あとは
勝手に自走するって思ってたので。
ハコは敢えて京都のSODOH東山、八坂の塔が窓からのぞめる
絶好のロケーション。明治・大正の日本画家 竹内栖鳳の私邸兼
アトリエだった場所で、歴史とモダンさがミックスした東京には
ない雰囲気を漂わせています。会場ではGO ONの友人の作品を
使わせてもらうことで、色気と大人度を更に加えさせてもらいました。

そんなパーティの中身で、唯一こだわったのが入場までのサプライズからの「ダーズンローズ」。
色打掛けを着て写真を撮るという段階で、まりえもそりゃなんかしらの仕込みがあるなとは
感づきますよ。それでも「サプライズ」の瞬間を創るために友人やSODOHのスタッフが
力を合わせてくれたことは、単なる驚きを越えて伝わるって思ってたんです。
そして「ダーズンローズ」とは、言葉の通り12本の薔薇。
その昔、ヨーロッパで結婚を申し込もうとする男性が彼女の家に行く途中で
野の花を摘んで花束を作り、プロポーズしました。いつしかそれが、
「永遠」「真実」「栄光」「感謝」「努力」「情熱」「希望」「尊敬」
「幸福」「信頼」「誠実」「愛情」という言葉を持った12本のバラとなり
これを結婚の時に送るようになったんです。

今回は事前に12人の友人にお願いして、バラを一本づつまりえに
渡すと共に、お祝いのメッセージをもらったんだけど、
これが思ってた以上に沁みるんですわ。いちいちメッセージが、
その人らしくてね。夫婦で10年間かけて築いてきた友人との縁、
そんな人々にもらう言葉って、結婚当初とは違った重みがあるんです。

式のはじまる30分前からアペリティフをしてもらいつつ、
ダーズンローズのリハなんかも会場でやってもらっていたんです。
これもまた、写真撮影でうろついてるボクらとの遭遇を避ける
ためでもあったんだけどね。
こちらが、GO ONの作品にシャンパーニュやフィンガーフードを
あしらった写真。オレ自身でも撮りたかったなぁ...。
手前から中川木工芸 比良工房のシャンパンクーラー、茶筒の開化堂の
Rectangle Plate、朝日焼のトレーです。シャンパンは札幌のシャンパン&
フルーツバー果実倶楽部からのGOSSETの差し入れ。

Partyの最中も、友人らの作品が場の空気引き締めてくれます。
濃紺のクロスの上に引いてある赤のアクセントは西陣織 細尾の
テーブルランナー。ダーズンローズで白い薔薇を挿していたのが
公長齋小菅の花籠。そしてテーブルのフォカチャ入れには金網つじの
バスケット。

更にデザートの前のチーズではFattoria Bio北海道のチーズを
これまた開化堂や朝日焼のトレーに載せて。こんな感じで
みんなに協力をしたもらうことで出来たパーティのカタチ。

司会を努めてもらったイツキマンとは、もう25年近い付き合い。
ドレスコードは”主役より目立て”としておいたので、紺のタキシード
仕立ててくれてました。かっけーわー('∀`)!!

東京、札幌、シンガポール組は、わざわざ京都まで来てもらったんで
なんとかオレが感じてる京都の魅力を伝えたかったんです。この会場は
もちろん、2次会や翌日のランチや京都散策を通じて「京都が大好きに
なったよ」という言葉を聞けて、ほんと嬉しかったしホッとしました。

半ば旦那の酔狂だけど、実際10周年結婚式を
やってホント良かったって思います。
ドレスアップして大人が集まる機会って
まだまだ日本は少ないし、10年っていう節目を
友人らの力を借りることで、忘れられない
思い出にすることが出来た。

普段、好き勝手させてもらってる感謝を
まりえにも伝えることが出来たと思うしね。

ムービーを撮ってくれた川久保さん、SODOHの内藤さん、
岡崎さん、司会のイツキマンと式が終わったあとの記念写真。
色んなオレの我侭を、受け止めてくれてありがとう。

2次会はSferaのカフェ「せせらぎ すへら」で。
ミラノサローネなどにも出展している
マッシローニさんの手がけてるだけに
感性が心地よく刺激される空間なのよ。

上の写真は明るく撮ったけど、実際の照明はこんな感じ。
天才ギタリスト「大樹」もお祝いで演奏してくれました。
彼の演奏で、会場の喧騒も一層艶やかに。

会場の外は鴨川沿いの遊歩道。台風も去ってくれて心地いい
夜風を浴びながら、酒を飲むことが出来ました。

さて、キミらにどんな日本をオレたちは残せるのかな。
今より、もっと日本が世界からリスペクトされて愛されている。
そんな未来を創れたらいいなって思ってます。

当家の”遊び”に付き合ってくれた皆さん、
改めてありがとうございました!!!
↓ ↓

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2014年07月14日
ITO salon de the (京都) カフェという名の文化人サロン

以前、紹介した京都の隠れ家カフェ「ITO salon de the」が、
OPENしてちょうど一年。たまたま京都に居たので寄って
きたんですが、”名は体を表す”という通り、すっかり京都の
文化人達が集まるサロンと化してました。
というのも今日の夕方顔出したら、陶芸家の本間さんがいらして、
久しぶりにお会いしたんでお喋りしてたら、土曜日にお世話になった
ギタリストの「大樹」くんが現れ、彼が帰って間もなくするとこれまた
土曜日一緒だった小川長樂さんの若旦那「裕嗣」くんが登場。


そうこうしてるうちに壬生寺の副住職さんもいらしてご挨拶。流れで
一緒のテーブルで話し込んでて、「あ、また誰か来た」と思ったら、
昼過ぎにギャラリーに顔出してた茶筒 開化堂の八木さんだったりと
なんだか約束してたみたいに人が集まってくるんです。


そういう様子をサロンと表現してるだけで、決して肩肘張った感じとか
あるわけじゃなく、長屋らしいとても落ち着く空間が日本人のDNAを
癒してくれる空間なのね。そして、その空気に浸りながら心を開いてると、
勝手に縁が紡がれていく感じ。

ね、それってまさに『サロン』でしょ。
月にわずか数日だけオープンするという隠れ家サロンがあるのは、
御所、二条城、京都府庁にはさまれた釜座というエリア。
観光客にはあんま馴染みないですよね。サロンに集まるのは
このカフェを企画してる美人姉妹と縁のある方が多いけど、
最近では農家から直送してもらってる厳選した無農薬野菜を
目当てに訪れるお客さんも多いとか。ボクもこのトマトを
食べさせてもらったけど半端なくウマいのよ!!!

今日も結構バタバタだったんだけど、顔を出すことに決めたのは
マカイバリ茶園が世界に誇るエクストラダージリン「シルバーニードルズ」
が入荷してると聞いて。この紅茶は、インド・コルカタで開かれた
ティーオークションで、150年の紅茶史上、過去最高の取引価格を
記録たもの。その記録は今なお破られておらず「伝説の紅茶」として
語り継がれている幻の紅茶なんです。

「シルバーニードルズ」は特別な茶畑で、一日の日射量、計算し尽くされた傾斜、
高品質の中国種茶木、秘伝の茶製法、そして月の満ち欠けといったマカイバリの
こだわりが凝縮された自然界の贅の限りを尽くして作られたもの。
化学肥料や農薬を使わないだけでなく、月の満ち欠けや天体の動きも
茶栽培に取り入れてるあたり、ワイン界のマダム・ルロワを彷彿とさせますね。

この「シルバーニードルズ」は、たまたま今あるだけで
いつもあるなんていう代物じゃありません。日本でも
今年の春摘みのものが飲めるのは、ヘタしたらココ
だけかもしれません。
営業も月に数日(Facebookで毎月の営業日が確認できます)、
飲めるお茶も運次第というとこがなんとも京都っぽくていいでしょ。

●ITO salon de the
京都市京都府京都市中京区桝屋町148-1
https://www.facebook.com/ito.
ガイドブックの京都に飽きたら、こういうサロンに行ってみると
また違った世界が広がっていくと思うよ。お茶屋さんからでも
もちろん裏口の京都に行けるんだろうけど、ここは一見さんお断り
とかないし、なにより財布へのダメージが桁違い(笑)
↓ ↓

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