イギリス_201504
2016年11月05日
ヘンリー・プール (ロンドン)英国王室御用達のテイラーへ

日本語の背広の語源になったロンドンのサヴィル・ロウ(Savile Row)。オーダーメイドの仕立服「ビスポーク・テイラー」は、客に希望を話される”Be spoken”の造語で、ここサヴィル・ロウが発祥。その『サヴィル・ロウ最古のテイラー』が英国王室御用達、ロイヤルワラントを持つ『ヘンリー・プール(HENRY POOLE)』なのだ。

ウィンストン・チャーチル、ナポレオン3世などを顧客に持ち、天皇陛下もビスポークをされたテーラー。日本代表のダンディ、白洲次郎もヘンリー・プールの愛用者だったそうです。そして、こちらが現在のご当主、日本でも定期的にビスポークのオーダー会を開催しています。

ちょうど、テレビ取材が入っていたということで、カメラテストも兼ねて当主から直々にヘンリー・プールの歴史や説明を聞かせてもらうことができた。1846年に最初にサヴィル・ロウに店を構えて、通りの再開発で一時期移転はしていたものの、1982年から現在のサヴィル・ロウ15番地に本店を復帰させたとのこと。

それなりのデザインの既製品のスーツが、1万円とかで買えてしまう現代にあって、何故、一着50万円以上もするようなフルオーダーのスーツが必要とされるのか。これは嗜好品の世界なので説明するのは難しいけど、電車やバスで移動できるのに、フェラーリやクラシックカーが求められるのと同じこと。

最高の生地を選び、最高の技術で採寸を行い、カッターがアナログでしか出せない顧客の型紙をつくっていく。そして2度のフィッティングを経て、やっと本縫いに入っていく。そのため、ロンドン在住者じゃない場合はフィッティングの機会を作らなかればいけないので、自然と仕立て上げるために年単位になることが多いのだとか。

グランドフロアでもビスポークの行程の一部は作業しているものの、工房は主に地下のスペース。地下とはいっても、半地下のようなもので、外の光が入るようになっていて閉塞感は感じない。

1Fの雰囲気のまま、スーツを着こなしたダンディーたちがストイックに作業に没頭してるのかと思いきや、雰囲気はとても柔らかい。皆さん、とにかく愉しそうに仕事に向かい合っている。

最高のものを作り上げるためには、ゆとりある精神が必要で、特急の仕事でバタバタすることもあるようだけど、基本は品質優先で各自のペースで仕事をすすめているようだ。もちろん、プロフェッショナルとしてのプライドがある人しか居ないので、そこで手を抜いたりすることは一切ないようで。

こんなに人々が生き生きと仕事してる場所って、中々見たことはない。

男性だけじゃなく女性も勿論活躍しています。

ロイヤルワラント(王室御用達)という制度で、歴史ある良質なものが自然とリスペクトされる環境は、大量生産の消費社会において、とても価値あるものだと感じている。とうのも自分の生活におきかえた場合、やはり感性に響く豊かなものって飽きないのよ。これって国境を超えてリスペクトされる価値だし、モノを大事にするようになるので結果サスティナブルな生き方に通じていく。
たとえば、京都の美しい庭や伝統工芸だったり、アンティークウオッチだったり、10年以上履き続けている靴だったり、きものだったり。人生も折り返し地点を超えてきたからには、一生ものと付き合っていきたいです。ガキの頃には全くわからなかった感覚だけどね。

ポンドもだいぶこなれてきて、日本からも旅がしやすくなってきたロンドン。男のファッションと言う意味では、ミラノよりもパリよりも、ロンドンがやはり面白い。


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ダンディと言われるような大人になりたいです。
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2016年04月26日
Turnbull & Asser(LONDON)007のシャツを訪ねて
「ターンブル&アッサー(Turnbull & Asser)」は、
ロンドンで1885年に創業したビスポークシャツブランド。
無地で地味だったそれまでのシャツに、ヴィヴィッドな
色と柄を用いたことで名を上げた。

顧客にはチャーチル首相やレーガン大統領をはじめ、チャップリン、
アル・パチーノなどの俳優が並ぶ。最近では007のシャツと言う方が
わかりやすいかと。

派手なシャツって言うとイタリアを思い浮かべる人が
多いと思うんだけど、これもロンドン発なんですよ。

店内はビスポークだけでなく、既製のシャツも売られている。
ボータイの種類や量が半端ないのも驚いた。

スタイルの多様化やファストファッションの浸透により、
ロンドンでもシャツをビスポークする人は減ってきているそうだ。
シャツに数万円を払うのと同じ額で、ほかのことがなんでも
できちゃう世の中だ。

とはいえ、視点をロンドンから外に向けてみれば
世界中で「007」のダニエル・クレイグが着てたような
シャツが欲しいという人は、かなりの数いるだろう。

だから、かつてのような一見さんお断り的なイメージはなく、
今は、非常にオープンな雰囲気。若い人にも試して欲しいと
言っていたので、ロンドンに行く機会があれば是非。

ちなみにボクも、Yシャツはたいがいオーダーメイド。
「ターンブル&アッサー」のような高価なものではないが、
好きな柄の生地で、自分の好きな襟のカタチが選べて、
ボタン遊びも自由自在。この時も時間があれば作りた
かったです。取材が詰まってて、かつ翌朝にはロンドン
離れなくちゃいけなかったので、諦めましたが。


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最初の1枚目を作るまではハードル高いかもしれないけど、
それ以降は、オーダー以外でシャツを買うことのほうが
違和感を感じるようになるかもよ。
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kyah2004 at 23:30|この記事のURL│Comments(1)
2016年04月16日
JOHN LOBB LONDONに貫かれた美意識 (LONDON)
今でこそ、ジョン・ロブというとパリのイメージですが、
ビスポークのみを扱うセント・ジェームズ宮殿前の
『ジョン・ロブ (John Lobb)』こそが、本家本元。
1849年に創設された『ジョン・ロブ (John Lobb)』の
2代目が1902年に開設したのがパリのお店。
エルメスがジョン・ロブに資本参加した1976 年以降、
パリの職人達はエルメスへと移り、ロンドンの本店を
除いたすべてがエルメスの傘下に入ったんですね。
既成靴を作っているのは、エルメス傘下のお店なので
エジンバラ公とチャールズ皇太子2つのロイヤルワラントを
獲得しているロンドンの本店こそが『ジョン・ロブ (John Lobb)』
の魂なんです。

同じロンドンでもJermyn Streetの方はエルメス傘下で小綺麗な
ブティック。それに対しセント・ジェームズ・ストリートの
『ジョン・ロブ (John Lobb)』は風格の塊

通常の取材では工房の写真を撮らせてもらいない
ことも多いんですが、この時は特別にOKを
いただきまして(幸せすぎて今でも泣けてくる)。

このLASTの棚を魅せてもらうだけでも、
メンズ的には感動です。
LASTっていうのは靴の木型のこと。
「Last Shall be First」って言葉があって、
靴作りでは木型が最も重要という意味。
そしてTOPの写真はPrincess of Wales、
つまりダイアナ妃のLASTです。

ちなみに、こちらでのビスポークは一足£3300くらい、
これにシューツリー£630程度を加えてVATなり関税なりを
加えると、ざっと60万ちょいといったところでしょうか。
まさに、大人の買物。とはいえ、アンティークウオッチを
もう一個買うことを考えたら、頑張って一足作っても…
という気持ちになってきます。

一生モノの靴なので、買うなら早いほうがいいしね。
日本語の背広の語源のスーツのビスポークストリート
「サヴィル・ロウ(Savile Row)」とも共通してるのが
クラフトマンたちが滅茶苦茶いきいきしてるんです。

一足一足、すべてがハンドメイドで一足を
作る工程に、何十人もの人々が関わっている。

ここはロイヤルワラントを2つ獲得していて、
顧客がしっかりとついているために、きちんと
技術が伝承されている。

日本では皇室御用達の制度がなくなってしまったけど、
伝統工芸のクラフトマンたちを守るためにも、復活して
欲しいなと思うところ。

IPhoneの成功が物語っている通り、機能しかなくて
デザイン性の低いものは、最早豊かな国の人には
響かなくなっている。日本の工業製品デザインは、
いまいちど伝統工芸と組み合わさることで、新しい
領域に踏み込めると思うんだけどな…

ちなみに、靴を作る時間(買う予算)がないという方には
JOHN LOBBのお財布などの革製品も売っています。
財布は£250〜と手が届きやすいのよね。人とカブるのが
イヤな人には、全力でおすすめです!!

いやー、しびれる工房見学でした。


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工房での製造プロセスは続きの方に。
マニア垂涎です!!
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2016年03月24日
THE OUTSIDER (エジンバラ)北欧テイストのオシャンティレストラン
エジンバラの町中にある北欧テイストの
レストラン『The OUTSIDER』
内装はナチュラルテイストで、スタッフの
ユニフォームも力の抜き方が上手。

正確な時間は忘れたけど、多分20:00前後だったのに
外は明るくて、仕事帰りに明るい環境でディナーが
できるなんて羨ましいなぁーと。

客層もゆとりある感じの方が多め。

料理に関しては、スコットランドシーフードが楽しめる
ガストロパブ的なライン。んー、モノにもよるけど
日本人的な感覚で言うと、魚よりか肉の方がハズレる
可能性は下がります。

この羊とかソースも美味だし、火入れも理想形。
料理によってバラつきがあるのはご愛嬌。

食後にこの空ですからね。
北の方だと思って油断していると、食後でも
しっかり気持ちいい時間を創ってるくれます。


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明るいうちから呑みましょ。
サマータイム、大賛成!!
気持ち的には3時間夏はズラしたい。
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2016年03月09日
スコッチ・ウィスキーをめぐる (イギリス) エジンバラからの半日トリップ
エジンバラに来たのならば、やはりハズせないのが
ウィスキーの蒸留所巡り。スコッチ・ウィスキーというのは
言葉の通りスコットランドでつくられるウィスキーのこと。

ワインや日本酒も、本場で飲むとテンション上がるし、
その銘柄ごとに自分なりのストーリーが刻まれていく。
美味しいつまみとあわせて飲む酒もいいけど、
愉しい記憶を肴に飲むっていうのは、人生を
豊かにしてくれるので、旅の半日くらいを蒸留所
めぐりに使っても損はないと思うよ。

とはいえ、「ウィスキーは飲めない」ってひとも
少なからずいるでしょう。
そもそも酒の強くないボクは、試せるお酒の量が
限られるし、ガキの頃はビールですら好きじゃなかった。
ウィスキーに至っては「なんだ、この薬品みたいな飲み物は...」
って感じで、匂いを嗅いだら逃げ出してたくらい(笑)。
でも、世界でこれだけの支持者がいるように、一旦魅力に
とりつかれるとまさに”命の水(ウィスキーの語源)”になる。

他の食べ物でいくと、ウニとかレバーってガキの
頃は苦手じゃなかった? 今よりも質が悪いものを
食べてたってのも理由だけど、それ以上に舌が
育ってなかったんですよね。
難易度が高い美味しさのものって、ある程度の
舌修行は必要。それと同時に「これ、うんまい」と思う、
なんかのキッカケも大事なんです。
そのキッカケづくりとしても蒸留所めぐりって向いてるよ。

多分、20年くらい前な気がするけど、あるときに気まぐれで
無料のウィスキーセミナーに参加したのね。
そこで色々飲み比べとか、正しい飲み方を実践してみて
あれ、もしかして うめーじゃん」と気づいたわけ。
最初は癖のないものからはじめて、いつしかアイラ島の
ピートが効きまくった「ボウモワ」とか「ラフロイグ」まで
好きになっていたんです。

国内でも旅に行ったついでに蒸留所寄ったりして
徐々に徐々にウィスキーとの距離を縮めていきました。
蒸留所って独特の雰囲気あるし、併設のカフェとか
レストランも、思いのほかセンスいいのよ。

呑み方もアドバイスしてもらえるし、飲み比べも
できるから、キカッケづくりにはピッタリなんです。

なので、エジンバラに行くって決まった時には
「ウェスキーの本場で行かずにどこで行く」と、
蒸留所めぐりを最優先事項に。
ただ、ボクもそこまで詳しくないし、ハイランドといえば
多くの蒸留所があるエリア。なので、どの蒸留所に
行くかまではこだわらず、エジンバラから1日ツアーで
回れる場所に行ってみました。

訪れたのは、こちらの2箇所。
GLENGUYNE(グレンゴイン)とDEANSTON(ディーンストン) 。
ローランドに近いエリアのため、味もローランド産のウィスキーに
近いそうな。このあたりの話はよくわかりませんが、そういうもの
なんだと充分楽しめます。

「グレンゴイン」は、麦芽の味を際だたせるためにピート(泥炭)は
使わず蒸留と樽内の熟成に時間をかけるのが特長なのね。
そのせいかバナナのようなフルーティなアロマも印象的だった。

ここで午前中の見学を終えて、巨大な湖の湖畔でランチを。
ウィスキーだけじゃなくビールもうまいし、なによりロケーションが
気持ちいい。春の日差しの下でステーキを豪快に食べながら、
酒をあおる。この辺ならどこにでもありそうな建物だし、料理も
フツーだけど、日本の”ドライブイン”とは、全く違う豊かな時間が
流れている。

自然とのつきあい方が上手いというか、人生を豊かに生きようという
意志が強いというか、その想いや経験の蓄積の差はデカイね。
日本もレストランは凄まじくハイレベルなのに、周囲の環境を
うまく取り込むという意味では、海外と比べとまだまだ発展途中。

日本の茶道では、自然をいかに粋に取り込むかということを
突き詰めていたように、自然とのマリアージュは元々得意な
国民性のはず。
規制のせいなのか、ライフスタイルが欧米化していく際に
見失ってしまったのか分からないけど、ハコ単体じゃなく、
いかに環境を活かして楽しめるようになるかが、日本の
食の次のテーマかなーと。

その後、ちらっと古城に寄ったりして。

食後に訪れたのは、「ディーンストン」
この蒸留所は、元は紡績工場だったところで、産業の
衰退とともに1965年 ウィスキー蒸留所へと変わっていった
歴史を持つところ。

ここの特長はオーガニック。
化学肥料や農薬を使わないで栽培された有機栽培大麦のみ
を原料としているオーガニックウイスキー蒸留所の先駆け。

しかも近くの川の水でタービンを回転させる電力発電もしていて、
オーガニックでエコなウィスキーという、今の時代にマッチした
製造スタイルなのが面白い。

ショップもお洒落だし、映像もしっかり作りこまれている。
色々と勉強になるなーと。


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弱いくせに酒が好き。
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2016年02月19日
HILTON GROSVENOR Hotel(エジンバラ)石の館へ
エジンバラで泊ったのは『HILTON GROSVENOR Hotel』
駅で言うとひとつ手前(ロンドン寄り)のHaymarketの
方が近くて、駅徒歩圏内。
エジンバラ駅までも歩けないことはなくて、だいたい
15分くらいかな。この町に高層階のビルはないので
石造りの低層階。ちょいとモダンさを加えた造り。

道を挟んで2つの建物にホテルが分かれていて、
メインロビーがある棟にレストランがついている。
朝ごはんは、こちらでいただきます。
ハギスが昨晩と違って強めの癖ある感じでした。


こちらが、ボクの泊まった別棟のロビー。
エレベーターはあるんだけど、そこから
部屋に行くまでに、何故か階段を降りて
また登るというヘビー級のスーツケースを
もってるオレには拷問のようなトレーニング。

ロビーの雰囲気と同じく部屋もシンプルモダン。

こじんまりした部屋だけど、バスルームがしっかり
スペースとってあったりと、思いのほかゆったり
過ごせました。


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今日から一週間は移動距離がハンパない。
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2016年02月07日
CAFE ROYAL (イギリス)エジンバラの大人パブ
石の町のエジンバラは、昼間の威風堂々とした佇まいも
勿論素晴らしくはあるんだけど、夜の帳が下りた後の
どこか物哀しくも艶っぽさも感じる空気のほうが
なんか心にグッとくるものがあるんです。
こちらはエジンバラの『カフェロワイヤル(CAFE ROYAL)』、
東京と比べるとどセンターにもかかわらず、夜はあまり人が
歩いていない町ですが。お店の中はというと大人達の熱気で
蒸し返していたり。
上の写真はラストオーダー終わった後でクローズ間近だから
空いてるけど、到着時は満席で賑わっていました。

着席スタイルのレストランと、スタンディングのパブが
併設されていて、しっかり食事をしたいボクらは
テーブル席で。ビールをあおりつつ、生牡蠣をつまみ
ながら食べたいものを物色してみた。


価格帯はざっくりこんな感じ。
1ポンドが100円だったらベストだし、
米ドル程度の為替レートだとしたら
もっと通いやすくなるんだけどね。

この丸いのは「ハギス」。スコットランドの伝統料理で
羊の内臓を羊の胃袋に詰めて茹でたもの。いかにも
くさそうなアバ料理だけど、こちらでは観光客も
楽しめるくらいに洗練されている。昔ながらの味を
出すところの味も想像できるんだけど、それだと
かなり経験値がいる味になりそうです(笑)

海に面した町なので、シーフードは豊富。
湖水地方は折角なので羊を食べたほうがいいけど、
こっちは積極的にシーフード攻めるほうが正しいかと。

食後は隣のスタンディングパブもちらっと覗いてみた。
ビールがもっと飲める体質ならここでもちょっと
呑りたかったけど、鞄置くスペースも作りにくいし、
落ち着いたとこでお茶でもしようと一旦退散。

お店の中は賑わってたとしても、外に音が漏れだすような
作りではないので、観光客的には予習してないと次の流れを
掴みづらい町かもしれません。そんな中、HARVEY NICHOLS
の最上階に、なにやらカフェかレストランかBARらしき気配を発見。

ロケーションもいいし、中々イケてるカフェだったんだけど、
思ったより空いてました。ローカルはあんまし好きじゃないのかな?

テラス席もあって(寒かったからあんまし出なかったけど)、
そこからは広場のあたりのライトアップも見下ろせるし、
右側を見れば湾の夜景も見降ろすことが出来る。ボク的には
パーフェクトな〆カフェスポットでした。


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大人がかっこよく暮らしてる町は
やはり居心地がいいもんです。
ロンドンとはまた違ったゆとりを
感じる町でした。
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2016年01月12日
エディンバラ (イギリス)石の美意識に象られた古の街

同じ島にありながら、全くロンドンとは表情の違う
スコットランドの首都『エジンバラ』。
というのもスコットランドは、イギリスを構成する
4つの国(カントリー)のひとつで、1700年頃までは
独立国だったんですよね。そりゃ、違うわな。
そんな首都エディンバラはスコットランド人口第2の都市で、
ヨーロッパ最大の金融センターの一つとなってるんだって。
どうりで、余裕と気品があるわけだ。

ここにはね、緑の丘陵が連なる湖水地方経由で来たんですよ。
ヴァージン特急の中から見える景色も、柔らかな曲線を描く
緑の丘の延長線上で、自然とのんびり構えていたんです。

で、電車を降りて、ロンドンよりもモダンな駅だなぁ
なんて思って外に出てみたら…

思い切り石のプレシャー感じる町で驚きましたわ。

なんなんすかね、この石のプレッシャー。
木造建築もそうだけど、キラキラ光る近代ビルに
そこまでプレッシャーって感じないけど、石とか
木造の建築物って、そこまで高さないのに人間の
パワーを感じるんですよね。

故に、道の上をトラムとか走っていても
背後が力あるんで写真もキマるんです。

そんな石の町の象徴は、やはり町を睥睨しているエディンバラ城。
美しすぎることこのうえないでしょ。

さすがスコットランド第2の都市だけあって
一通りのものは揃ってますね。

にも関わらず、こんなテーブルマウンテンみたいな
自然の美が近くにあるのも羨ましい。

春先でも夕方は20:00以降。
食後の散歩でこの景色って堪らないね。

夜のお城も色気あるね。

しかも高台だから景色いいのよ。
目の前の湾を一望できるロケーション力。

お城の周囲もいい建物が多い。

そんな場所でバグパイプの生演奏とか心に沁みまくるから。
思わず涙が出そうになるくらい心打つのよ。


そんないい気分になってるとこで、裏道入ったら
仲よさげなデート中のカップルと遭遇。これって、
映画ですかってくらい絵になる町。


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年をとってから訪れても愉しいけど
歩き甲斐もあるので、元気なうちにも一度是非。
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2015年12月30日
アルスウォーターとウィンダミア (イギリス)貴方はどちらがお好みですか

イギリスの湖水地方 アルスウォーター
湖水地方の中心都市 ウィンダミアと比べて
景色の抜け感とか、素朴でありながら
洗練された気配を感じるところが好み。

こういう石の壁に囲まれた
道ってそそられるんです。

ガイドさんが、「とっておきの場所があるんだ」と
連れて来てくれたのがコチラ。

木の門があるんで入っちゃいけないのかと
思いきや、わりと皆さん入っています。

ここは周囲に羊も歩いていながら
景色を眺められる小高い丘。

こんな至近距離で羊と絡めるのも観光客には
さりげなく嬉しかったり。
さりげなく嬉しかったり。
一方、こちらがウィンダミア湖の湖畔の町。

もちろん、これはこれでカワイイんだけど
大人のヴァカンス度はアルスウォーターと
比べるとちょい薄め。

レストランも多いし、買物も楽しめるから
目的とタイミングに応じて使い分けるのがいいね。

湖をバックにドライブとか映える。


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2015年、散々 旅に出たけど、まだまだ
旅が足りないです(笑)。いい加減 歳なので
疲れが抜けないのが困るけど。
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2015年12月16日
Askham Hall (イギリス) 大人のヴァカンスにはカントリーハウス
先日、イギリスの湖水地方 アルスウォーターのカントリーハウス
「Sharrowbay」を紹介したけど、こちらの森の脇に佇むカントリー
ハウス『Askham Hall』も、めちゃ格好良かったです。
まりえを連れてくるなら、ロンドンもいいけど、
絶対湖水地方は外したくない。実際にイギリスに
訪れて、一番強く想ったこと。
『Askham Hall』もアルスウォーターエリアなんだけど
湖畔沿いではなくて、山を挟んだ丘の稜線。周囲には
こんあな立派なお屋敷もあったり。

周囲はそれなりに住宅地なんだけど、駐車場に入ったあたりから
一気に外界と隔絶される。まずは、こんな花が一面に咲くゾーンが
あって、石の門みたいのを抜けると完全に時代感が失われる。

『Askham Hall』の館。
多分、この風景とかずっと変わってないだろうし。

ガーデニングとかは、今のモダンなエッセンスが組み込まれて
いるけど、ベースはこの景色と同じものを何百年もキープして
いるんでしょうね。

自然の音しかしない庭を歩いていると、「東京の現実の
世界って存在するんだっけ?」みたいな感覚に包まれる。

庭の奥には渓流があって、現代を感じさせるような
電線や高圧塔など人工物は目に入らないし、人間の
気配すら感じない。

室内に入ると外観とは裏腹にデザイン性の高さを感じる作りこみが。

クラシック一辺倒なのかと思いきや、”今”のいいところは
取り込みつつ、快適な滞在をサポートする配慮があちこちに
散りばめられている。外は寒かったけど、中は空調もいい感じ。

ここでヴァカンスしたら、朝は周囲散歩して、
朝食後はこんなとこで「2時間だけ仕事」みたいな
そんな余裕っぷりを見せてみたい。

ここはBARラウンジ、宿泊者同士が自然と会話できそうな
コミュニティの起点となるような造り。日本人は宿泊先でも
プライバシーを重視しがちだけど、こちらでは旅先での情報交換とか、
ヴァカンスとはいえ社交的な側面もアッパー層には求められてる気がする。
そういうのが、ビジネスにつながっていったりする感じ。

ここもダイニングになるのかな?
会議室ゾーンみたいな使われ方もしそうな雰囲気。

室内はきちんと空調が効いていて、古い建物とはいえ
廊下や階段もかなり暖かく快適。

部屋はクラシックさの中に男性的なモダンさを感じる世界観。
やはりこちらも水回りは徹底的にリノベーションされている。

こちらがダイニング。自家農園の野菜や庭で飼ってる動物を
使いながら、地産地消の料理を提供してるらしい。ここの
食事のレベルとか味わってみたかったなぁ。

その想いは菜園をまわっているとより強くなった。

こちらは食用じゃなくて、観賞用だか闘う用だか言ってた気がする。

人口よりも多い羊。
彼らも裏庭で至近距離を歩いている。
すまん、美味しそうとしか見れないオレがいる。

この時間はカフェが営業しているとのことで
そちらに寄ってみた。石の圧がハンパない。

カントリーサイドの魅力が全開のカフェ。

スコーンやクラシックなキャロットケーキをいただく。
ボリュームがかなりあるので、実際、こやつをティータイムに
いただくと、日本人のオレなんかは、夜には腹が減らなそうな予感。

1時間くらい見学させてもらっただけだけど、
カントリーハウスの魅力を、存分にくらった
濃厚な時間でした。マジでいいわ。

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2015年、散々 旅に出たけど、まだまだ
旅が足りないです(笑)。いい加減 歳なので
疲れが抜けないのが困るけど。
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2015年12月04日
Sharrowbay (イギリス) 泊まってみたいカントリーハウス
イギリスの魅力って、ロンドンとカントリーサイドどちらか?
と聞かれると甲乙つけがたいんだけど、「最もイギリスらしさを
体感できるのは?」と聞かれたら、「カントリーハウスハウス」と
答えます。
「カントリーハウス」や「マナーハウス」というのは、
貴族や荘園(マナー)が自身の邸宅として田舎に建てたもので、
今ではその邸宅がホテルになっています。

ボクは最初田舎にある「マナー教室」なのかと
思ってたんですが(笑)、全然違ってましたね。
こうしたカントリーハウスをいくつか回ったんだけど、
シビれたのはアルスウォーターのシャロウ湾にある『Sharrowbay』。
ミシュランを獲得していた湖畔のダイニングは、まるで絵画の中に
紛れ込んだかと錯覚してしまうような美しさ。

特に窓で切り取られた景色は、
強烈に高い美意識の存在を感じます。

ミシュランを獲得していただけあって、サンドイッチや
この地方特産の「スティッキー・トフィー・プディング」を
食べたんだけど、クオリティが高い!
食も楽しめそうな宿って大事。

ディナーは、こっちの重厚なラウンジなのかな。
これ、暗くなったら雰囲気出まくりじゃない?

部屋はちょいとデコラティブな印象が強かったけど、
離れの方の部屋は、わりと削ぎ落とされた感じで
メンズの好きなまとまり方に。

素晴らしいのは水回りが徹底的にリノベされていること。
なので、古いお屋敷とはいえ滞在は快適。バスルームに
ゆったり座れる椅子があったり、なんだか優雅な滞在になりそう。

周囲の景色はひたすら美しく、トレッキングが盛んなエリアでもあるので、
ホテルを拠点にトレッキングに興じるも良し、釣りやカヌーで湖を楽しむも良し。
ここに行くこと自体が旅の目的となディスティネーションホテル。

こんな場所で1週間、心と体を休ませたい。

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江戸時代、日本の藩主もきっと優雅にお茶や料理を楽しんで
いたと思うんですが、その片鱗を今はお茶室でしか体感できない
のが勿体無いですね(一部の料亭では疑似体験できますが)。
大名屋敷が今の時代に残っていたら、観光資源として
めちゃめちゃパンチ力あったと思う今日このごろです。
名古屋城とか熊本城行ったけど、本丸はちょっと
商業色強すぎるので、もうちょい世界観出して欲しいな。
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2015年11月07日
Ullswaterのレイククルーズ (イギリス)
湖水地方でも、より大人度が高い「Ullswater(アルスウォーター)」。
この旅では色々カントリーサイドを回ったけど、セブンシスターズの
海からそそり立つ白壁か、このアルスウォーターの気品ある湖畔が
お気に入りです。アルスウォーターには現存する蒸気汽船の中では
世界最古の船があるんですね。

一度は沈んだらしいんですが、引き上げられて
修復されて動いているんだとか。アンティーク好きには
たまらない

朝の湖は無風状態で水面がまるで鏡のように。

乗船前にガイドさんが「山の中腹に鹿がいるよ」と
双眼鏡をかしてくれた。しばらくすると発見できた。
そういうさりげないとこも、面白かったり。

乗船してきた大人は、大きな犬を連れていたり
本格的なトレッキングの準備をしていたり。
大人が自立して遊んでいる様子が伺える。

日本とはタイプが異なるけど、とても綺麗な湖です。

桟橋を離れて

船の横を流れていく景色に目を奪われる

時間があれば、オレもここトレッキングしてみたかったなぁ。

湖畔にはいくつかいいホテルがあるのよ。
そこが、またなんともエレガントで…
その話は、また次の時にでも。


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大人にこそ行って欲しいバカンス先です。
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2015年10月24日
Ullswater(イギリス)男も惚れる湖水地方
イギリスの湖水地方ってピーターラビットの
イメージが強いから、ファンシーそうという
先入観が先に立って、なかなか踏み込めない
メンズもいるんだと思います。
わかります、それオレもだったんで。
ただね、観光地指数高めなウィンダミアの町を
離れて少しドライブするだけで、同じ湖水地方でも
ワイルドな表情魅せてくれるんすよ。

ここはウィンダミアからUllswater(アルスウォーター)という
全長10km程度の細長い湖までの道。草と岩の無骨なコラボが
男心を刺激するんです。
そして、Ullswaterの湖畔まで降りてくると一気に
エレガント指数がアップしちゃうのね。そうそう、
大人が見たいのはこういうイギリスなんだって!

ガチャガチャ余計なものがなくて、
静かで余裕を感じる優雅な佇まい。
ダイナミックな景色に魅せられた後に、
こんな鏡のような湖が待ってたなんて
ヤバい話ですよ。

汽船での湖上クルーズは次回ということで、
これから近くの滝に行きましょう。

アイラ・フォース(Aira Forth)という滝があって
そこまでトレッキング出来るんです。
今は、ナショナルトラストの管理下になったので、
かなりしっかりと遊歩道とか作りこまれている。

作りこまれているって言っても、日本みたく
やけに過保護になって景観を崩すようなことには
なっておらず、自然の姿を最大限尊重しながら
人もそこに踏み込みやすいようにしてあるのね。
自然との付き合い方も大人。

滝もいいけど、途中の景色がほんと綺麗。

滝は迫力というより美しさ重視で。
アーチ型の石の橋が滝の上部に
あるなんて、なんか絵になるよね。


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こういう湖水地方は男も愉しいよ。
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2015年09月23日
カントリー ハウスで地産地消(イギリス)ミルクラムの季節に

「Lindeth Howe Hotel」のガーデンで外ビールをした後、
ちょっと休んでからカントリーハウス内のレストランでディナー。
予約の時間にレストランに向かったら、入口の前で
アペリティフを愉しんでました。しかも、本物の
気が燃えてる暖炉の前ですよ。木のパチパチ燃える
音を聞きながらのシャンパーニュとか、カントリー
サイドの理想の夜なんですけど。

なんせ陽が長いので、外の景色が見れる時間に
ディナーがはじまります。これは、いと嬉し。

地元のサーモン、火入れもちゃんとしてる。
クラシカルな盛り付けだけど味は期待以上。

ワイングラスの厚みとかが若干残念だけど
ワイン自体は料理を引き立てる仕事、ちゃんとしてます。

日本やフランスほど、洗練された盛り付けをしないので、
ビジュアルからこれが何だったか思い出せないんだけど、
Herdwick のミルクラムだったと記憶しています。

このローカル菓子「スティッキー・トフィー・プディング
(sticky toffee pudding)」が甘いんだけど思いのほか美味で驚く。
コーヒーにはバッチリ合うよ。

プティフールは暖炉前に移って。
カントリーサイドでこんなに優雅な
気分に浸れるなんて知らなかった。

やっぱね、カントリーサイド来たら外が見える
席で食事しないと勿体無いよね。日本の宿も
もうちょい その辺意識して欲しいです。

伝統的な朝ごはんで迎える朝。
そうそう、この田舎味も癖になる。


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次は、いつイギリスに行けるかな。
もうちょいポンド下がってくれないかなぁ...
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2015年09月21日
リンデス ハウ カントリー ハウス (イギリス)湖水地方に泊まってみよう
ちと賑やかさが勿体無いウィンダミア湖から少し離れた
丘の上にあるカントリーハウス『Lindeth Howe Hotel』(リンデスハウホテル)
ピーターラビットの著者 ビアトリクス・ポターさんの母親が、
晩年暮らしていた邸宅を現在はカントリーハウスとして提供しています。
ピーターラビットファンではないボクでも、そういうの抜きで
ゆったりとした時間を過ごせる心地いい空間で、ロンドン以外に
泊まったことのなかったボクには、とても新鮮な体験でした。

部屋も広く、窓からはウィンダミア湖がチラ見えしたり。
ちなみに、昨日アップした星野リゾートの「青森屋」が
2人で泊まったら4万円だけど、ここは日本人からしたら
泣きそうに高いポンドなのに、2万ちょい(ルームチャージ)
ですからね。世界のカントリーサイドと比較しちゃうと、
どうしてもあの「青森屋」って意味不明なんすよね....。

ちょっとした書き物とか、パソコン作業がゆうにできるスペース。

バスルームもゆとりある造りで、外を眺めながら
くつろぐこともできる。

窓の外は豊かな自然、空気の美味しさが忘れられない。

こういう景色にこそ、対価を支払う価値はあるわけで、
旅をするなら、自分が求めているものが何かと
ちゃんと知っておくことが必要なんすよね。
それにあったモノをセレクトしていかないと
最終的に旅のポテンシャルを引き出せないまま
終わってしまうなんて不幸なことも。

荷物をさっと整理して、我慢できずに外に飛び出しました。
部屋に入る前に軽く館内を案内されて、クラフトビールが
飲めるBARカウンターをチェックしてたので、真っ先に
そこに寄りつつ、庭へと出てみました。

ロンドンでは半袖でOKだったくらいだけど、
さすがに湖水地方の夕方は、一気に空気が
冷え込んでくるので、もうちょい厚着して
くればと、若干後悔。日陰だとちょい寒かった。

なので、程々のところで室内に戻って、ぬくぬくしながら
ビールの残りを飲んでいました。うん、これはこれで正解。

リンデス ハウ カントリー ハウス ホテル
Lindeth Howe Country House Hotel
Lindeth Drive, Longtail Hill, Bowness-on-Windermere LA23 3JF, England
http://www.lindeth-howe.co.uk/

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カントリーハウスの雰囲気の中でいただくディナーは、
地産地消のものが多く、とても好印象だったのね。
ディナーは、また明日書くとして、もうちょい
ホテルを散策してみましょう。
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2015年09月15日
ヒルトップ(イギリス)ピーターラビット発祥の地へ
ピーターラビットファンには垂涎の『ヒルトップ』
湖水地方に訪れる日本人は意外と多く、
その原動力となっているのがピーターラビット
なんだって。
なので、作者のビアトリクス・ポター(Beatrix Potter)が
住居としても使っていたヒルトップは、ファンには聖地的な
存在になってるようで。

ピーターラビットのいくつかの話の中でも、
このヒルトップは舞台になっています。
周囲にもモデルになった場所が、そのままの
カタチで残ってたりしてます。

特にピーターラビットについて、パッションを持ってる
わけでもないので、むしろ興味を持ったのは、本以外での
彼女の偉業。
この土地を愛してた彼女は、この土地を守るために、
個人で土地を買いまくったりとか、絶滅しそうになってた
ハードウィックシープ(羊)を飼育して、数々の賞を取り
今では貴重なブランド羊になったりとかね。

あとは農家ビジネスのインキュベーションとして、
B&Bの形態での宿提供を考えだしたのも、
ビアトリクス・ポターだと聞いてます。

(ヒルトップは若い頃に住んでた別荘なので
彼女が結婚して本当に住んでたのはコチラ)
そして、彼女の死後は、自身の土地を全て
ナショナル・トラスト(自然保護団体)に
寄付したらしいのね。
そのおかげで、今も観光資産として多くの人を
世界から集め続けている。

ちょっと、ちょっと、メッチャかっこいいじゃないこの人。
貴族の娘だから、別に働かなくても優雅に生きていけたのに、
自分の愛したものをサスティナブルなカタチにして地域の
ビジネスに落としこむなんて、そうそうできることじゃありません。
そんなポターさんの生き様に感銘を受けたヒルトップでした。

湖水地方というだけ合って、湖がやけに美しい。

このキャスト、仕込みじゃありませんから。

日本の山の景色とは違った美しさ。

芝生のグリーンがほんとに美しく、国の豊かさを
さりげなく魅せつけられてる気がします 笑

道すらも趣があるし。


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秋の湖水地方も、紅葉が綺麗なようで...
行ってみたいなぁ。
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2015年09月03日
湖水地方へ (イギリス)絵本のようなHAWKSHEAD

ロンドンのユーストン駅からヴァージントレインで3時間半。
湖水地方のOxcnholme駅へ向かいます。ファーストクラスでの
移動は快適で、朝からウィスキーなんぞいただきながら。
湖水地方『The Lake District 』は、イギリスの原風景とも言える
穏やかな景色が広がっていているカントリーサイドで、
ピーターラビットの作者「ビアトリクスポター」や
ワーズ・ワーズといった詩人にも愛された土地。

湖水地方の入口 Oxcnholme駅のホームに降り立つと、明らかに
空気の質がロンドンと異なっている。東京から軽井沢に行った
時に感じるあの感覚に近い。
ここから更に車に乗って更に山の奥へと移動することで、
これぞ湖水地方!とも言うべき景色が広がっているエリア
へと入っていく。

ここはHAWKSHEAD、こじんまりとした町でピーターラビット
好きには、たまらない聖地なんでしょうね。湖水地方といえば
ウィンダミアが有名だけど、あそこよりも商業色が薄く
こじんまりとした町なので、とても居心地がいい。

こちらは有名なGrammar Schoolらしい。
ウィリアム・ワーズワースもここに通ったのだとか。

グラマースクールの奥にある小さな鉄の門をあけると
更に上へと続く道が見つかった。初めての土地に行くと
まずは高いところに立って俯瞰せずにはいられない質
なので、このプロセスにすら興奮してしまう。

丘の上には教会があって静かに町を睥睨している。
曇りがちというイメージが強い湖水地方だけど、
濃いブルーの空を背後に従えた石の塔は、ボクらの
先入観を嘲笑うかのように澄ました横顔を見せていた。

そして教会の裏には、これでもかっていうくらい
湖水地方景色が広がっていた。なだらかな牧草地では
羊たちがのんびりと、草をただただ食んでいる。

町を見下ろしながら、景色のいいお墓の前で
しばしぼうーっとしてみた。旅のこういう
一見無駄な時間が好き。

天気があまり良くないといわれるエリアでも
やはりテラス席から人は埋まっていく。確かに日本は、
テラス席から見える景色がイマイチかもしれないけど、
文化として浸透させていかないとね。でないと、
一定以上にはテラス席が増えていかないし。
オリンピックまでには、もっと増やしていこう。

しっかし、かわいらしいファサードですな。

町のあちこちに、ピーターラビットの舞台となった
景色が散らばっている。ファンには垂涎の小さな町。

このあとは、ピーターラビットの生みの親、
ビアトリクスポターが暮らしていたヒルトップに
向かいました。その話は次回ということで、
HAWKSHEADの町を、もう一周散策してみましょう。

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UK編もまだまだ続きます。
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2015年08月22日
LANGHAMで朝食を(LONDON)
ロンドンで『KNIGHTS BRIDGE HOTEL』に2泊したあと、
老舗ホテルの『THE LANGHAM HOTEL』に1泊。
デザイナーズホテルのワクワク感もいいけど、
イギリスのエレガンスを感じるには、やはり
マンダリンオリエンタルとか『THE LANGHAM HOTEL』
のような格式が高いHOTELがいいっすね。
こういうホテルって、部屋も勿論いいんだけど、
朝食の客層を眺めているのも愉しいんです。

ちなみに、部屋はこんな感じ。
ロンドンのド真ん中だけど
余裕を感じる造り。

ベッドに濃いブルーを使ってるのに
全然ケバくならないんだよね。

アンティークの眼鏡もこういう場所こそ似合います。

浴槽もしっかりしてるので、夜に世界一になったBAR
『Artesian』に行った後、酔っ払いながら浸かってました。

日本だとやけにマジメすぎて、
ホテル入口のボーイさんに
こういう弛カッコよさを
求めるのが難しいんだよね。
や、実際これくらいの方がイイのにな。

朝食はビュッフェスタイルもあるんだけど、
『THE LANGHAM HOTEL』過ごし方は
アラカルトじゃないでしょうか。
そういう意味でも『ROUX』が正解かと。

ディナーに贅沢することは、そこそこ慣れたけど
朝から背筋が伸びるのって、中々経験できないからね。
折角舞台があるなら、そこに立ってみないと見えない
ものってあるんです。

旅してるときは五感がいつも以上に冴えてます。


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格式あるホテルでしか感じることの
出来ない体験ってあるので、たまには
背伸びして泊まるようにしています。
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2015年08月10日
ARTESIAN (LONDON)世界一のBARへようこそ
ロンドンを代表する老舗ホテル『THE LANGHAM』、
そのホテル内にあるBAR『Artesian』は、"The World's Best Bar" に
選ばれたこともある実力派。そう書くと、いかにもオーセンティックな
つくりをイメージしそうだけど、ほら まさかの色気っぷりじゃない?
この日は、ここまでかなりの詰まり具合な一日だったんだけど、
思わずまたテンションがMAXに。なんせ、雰囲気がいいだけじゃなく
カクテルのアプローチが、これまたトバシてるんすよ。

このエルブリを彷彿とさせる科学実験的なカクテルとか
めっちゃ面白いんですけど。スモーキーなのに旨い。

いやいや、ロンドンの夜は面白い。

一方こちらは、昔の地下鉄を模して作られた
鉄分多めのお洒落BAR『Cahoots London』。

日本だとヲタク色が濃くなりそうなところを
お洒落にまとめてくるのがロンドンっ子。

ねぇねぇ、なんでそんな笑顔がデキるの??
ロンドンのことがもっと好きになっちゃうじゃん。


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嗚呼、倫敦がオレを呼んでいる!!
昨日までフィリピンに居たけど、もう既に旅にでたい。
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2015年08月02日
Randall & Aubin (LONDON)ロンドンっ子に人気のシーフード
ロンドンのSOHOにある人気のシーフード
レストラン『Randall & Aubin』。
なんつーか、こなれた大人が自然に集まる
こういうお店が日本に欲しいのよ。
ラフなんだけどエレガントって、日本人は
得意じゃないラインでしょ??
新宿や渋谷は論外だし、青山はちょっとリキ入ってるし、
六本木はギラギラしてるし、銀座もちょいと違う。
敢えて言うなら恵比寿あたりだと思うんだけど、
ここまでの賑やかさはないのよね。
なので、こういうスタイルで大人が遊べてる
町に来ると、無条件にテンションあがるんです。

シーフードレストランで、フィッシュ&チップスのデビュー戦。
身のフカフカさと、衣の薄パリ加減が旨かったです。

座ったテーブルは、道路に向かったカウンター席。
お店の喧騒と通りのライブ感がいい感じにまじりあう。

近くに劇場があるから、その前後にフラ寄りできる感じ。
予約の時間に遅れたら、あっという間に席が埋まります。

ここも、ロンドンはマズいっていう都市伝説を
くつがえしてくれる力持ってます。

夏休みにロンドン行かれる人は是非に。
要予約です。

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2015年07月19日
Duck&Waffle (LONDON)ロンドンの夜景の中に浮いてみよう
東京と違って、高層ビルの少ないイギリス。
なので夜景を楽しめるレストランていうのは
少ないんすよ。
金融街(シティ)のビル最上階にある『Duck&Waffle 』。
ロンドンでもレアなシチュエーションでありながら、
肩肘張らずに食事を愉しむことができるので、
旅のアクセントに寄ってみるのはいかがでしょう?
日本で多くの人がイメージをもっている『イギリス飯』とは
全く違うベクトルなので、ロンドンの今を知るにはもって
こいのセレクトだと思うんです。

今、最もアツいと言われているイースト地区がすぐ隣りで、
高給取りの若いバンカーも集うエリアだけに、色んな意味で
勢いがあって面白い。どちらかというとエレガントな英国の
表情が好きだけど、こういう空気に呑まれるのも悪くない。
自然とテンションが高まります。

店内は1つの面がオープンキッチンなんだけど、残りの3面は
大きなガラス窓の向こうにロンドンの夜景が広がっている。
3つの面から夜景を睥睨できる空間って、かなり浮遊感高めよ。
ロンドンの町の上に浮かんでるかのような錯覚を覚えます。

そりゃ、この空間からなら恋の勢いも加速しますって。
「ロンドンいい店、やれる店」、そんな本が出ていたら、
ここは間違いなく掲載されるレストラン(笑)

料理はどこか特定の国の料理のコピーではなく、
インターナショナルといった感じですかね。
オイスターにはじまり、肉巻きの前菜、
このタルタルステーキ、茄子の温菜、
ラヴィオリのようなパスタ、そして店名にも
なっているシグニチャーメニューのDuck&Waffleと
酒の進むパンチのある料理が楽しめた。

繊細さや複雑な味の組み合わせの妙を堪能するという
ガストロノミックなスタイルではなく、トリッキーで
味の組み合わせを、力技でちゃんと着地点まで持っていく
アプローチ。若干強引だけど落とし所の作り方は悪くない。
ロケーションの力を増幅させる相性のいい料理です。

一緒にこの旅を回ったトリッププランナーのAyahaちゃんと。
飯ヲタじゃないフツーの子の意見が聞けたり反応が見れて、
実はめっちゃ参考になりました。ありがとね〜

こちらが店名にもなっているシグニチャーメニューの
Duck&Waffles。ビジュアル地味だよねw オレもそう思う。
でもね、ダックと蜂蜜は相性いいせいか、ワッフルとの
組み合わせは上々なのよ。話のネタに食べて損はない。

デザートの味の組みあわせも今っぽい。
見た目と違って、案外ライトな仕上げ。
腹一杯でもすんなり食べきれる。

ブレックファースト、ブランチも人気なんだってね、ココ。
わかりやすく、誰もが楽しめるように組み立てられてるからね。
その支持率の高さは頷ける。

夜景ヲタにはたまらないスポットだね。
ちょっと夜景心が刺激されちゃったんで、
近くのルーフトップバーに行くことに。

Duck & Waffle
110 Bishopsgate, London EC2N 4AY
+44 203 640 7310
http://duckandwaffle.com/
ここは徒歩圏内だったかな?
それともタクシーで行ったっけな。
いずれにしても、さっきのDuck&Waffleから
ほど近いDOUBLETREE by HILTONのルーフ
トップラウンジ。
下から高層ビル眺めつつカクテル飲むのも
いい感じです。ちなみに、シャードが目の前で
ロンドン・ブリッジも見えたりします。
一日の締めにもいい感じでしょ?

これまでの投稿はコチラにアップしています。

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ロンドン2日目の夜は、こんな感じで。
↓ ↓

なんでか知らないけど、このページの影響で
リンクの色が変な色に。どうやって直せば
いいのか全く見当がつきません。
詳しい人何卒アドバイスお願いしますm(_ _)m
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2015年07月15日
ナイツブリッジを散歩しよう (LONDON)

ロンドンの青山というか銀座というか、ハロッズなどの高級デパートや
ハイブランドのブティックが集まってるかなりハイソなエリア。
ハイドパーク沿いにはマンダリンオリエンタルホテルもあるし、
V&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)もこのあたり。
ハイブランドのブティックが集まってるかなりハイソなエリア。
ハイドパーク沿いにはマンダリンオリエンタルホテルもあるし、
V&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)もこのあたり。
町並みも美しく散歩にはもってこいなんですよね。
なので、時差ボケで早起きしたら、ハイドパークまで
なので、時差ボケで早起きしたら、ハイドパークまで
散歩してみましょう。一歩公園に足を踏み入れたら、
街の喧騒が一気に遠くなって、また違ったロンドンの
魅力が見えてきますよ('∀`)
街の喧騒が一気に遠くなって、また違ったロンドンの
魅力が見えてきますよ('∀`)
そして、ナイツブリッジ駅真横のマンダリンオリエンタル。
元々ジェントルメンズクラブだった場所だったという
エレガント極まりないラグジュアリーホテル。
去年、ここに泊まれたのは幸せでした。

4月のロンドンは、ちょうど桜の時期でハイドパークに
点在する桜も見頃でした。朝から桜を独り占め。

写真の左側にチラッと見えるのが馬のコース。
こちらは人が走るマラソンコースなのかな?

朝は散歩というか軽くジョギングしてたので、
いつも車で通りすぎるだけのバッキンガム宮殿に
行ってみた。朝なので人もまばら。イベントの時は
ここが人で埋まるのね。

バッキンガム宮殿の近くの桜。
なんか日本で見慣れてるのより背が高い。

昼間、ちょっと空き時間が出来た時にはV&Aへ。
一部の特別展示を覗いて無料なんすよね、ココ。
日本とはアートの環境が全然違うんだよね、
生活レベルに染み込んでるのがいい。

ムダに写真禁止なんて変な制限もないし。

博物館の中のカフェというスタイルの発祥の地がここV&A。
だからってワケじゃないと思うけど相当センスいい。しかも
こんなのはフツーの方で、他のカフェとかもっと威力ある。

たとえばコートヤードのカフェ、ちょっと
ありえないくらいお洒落でしょ?

ナイツブリッジのあたりも、わりと
オープンテラスのカフェが多いです。

ブティックのショーウィンドウもさすがのひと言。

オリンピックも開催されるわけだし、世界にならって
日本も、もっともっと歩道にデラス席出していこう!!
その方が絶対街の雰囲気上がるんだから。規制を
作ってる役人が遊び足りてねーんだよな、この国は。
だから、どうしても町に色気が出ないのよ。
お台場のビーチ、あそこはもっと民間に開放しなきゃダメ。
大人が金落とすポテンシャル、めちゃくちゃあると思うんだけど。
例えば、夏の間はプールラウンジにして、泡パーティとか
やってみたくない??? 結構金落ちるはずよ。

サウスケンジントンの方まで歩きましょう。

駅の近くの広場にはカフェやレストランが集まっていて
人々が、外でのんびりと午後のひとときを楽しんでいる。

地下鉄の駅もカワイイね。

ちなみに、こっから10分くらいでビッグ・ベンまで行けちゃいます。

これまでの投稿はコチラにアップしています!

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特別な場所に行くのもいいけど、
こういうフツーの街歩きにこそ
旅の醍醐味はひそんでいます。
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2015年07月04日
KNIGHTSBRIDGE HOTEL(LONDON)大人が遊べるブティックホテル
ロンドンのホテルって堅苦しそう、とか思ってません?
今の日本って、どういうわけかイギリスの堅苦しい面ばかりが
際立ってフィーチャーされているけど、なんせあのビートルズを
生み出した国ですよ。そりゃ、懐の深さは半端ないっす。
それを象徴するのがティム&キット・ケンプ夫妻が仕掛ける
FIRMDALE HOTELSグループ。散々遊んでいるのにエレガント。
社交場としてのホテルを意識しながらもサスティナブルな
主張をとりいれてくるあたり、日本の4周くらい先行ってます。

ボクが泊ったのは同グループの『KNIGHTSBRIDGE HOTEL』。
その名の通りナイツブリッジにあるホテルで、わかりやすく
言うとハロッズの裏っ側みたいな絶妙のポジションにあるホテル。

こんなに正統派なルックスなのに中に足を踏み入れた瞬間
ポップなデザインがお出迎え。なにこのギャップ感!!?

部屋は一見デザインコンシャスに見えるんだけど、
実は極めて機能的で無駄がない。相当計算されて
作りこまれてるんですよね。そして、一部屋たりとも
同じデザインがないところが驚き。ビックリするくらい
手がかかりまくりなんですよ。

とにかく五感を心地よく刺激してくれるのがこの
FIRMDALE HOTELSグループの特長なんです。
この水回りも最新の設備にリノベされている。
バスタブもあるのが日本人には嬉しいね。

それはソフト面でもハッキリと感じられて、まず食事が
キチンと美味しく、プレゼンテーションも素晴らしい。
これは自分の部屋でオーダーしたブレックファースト
なんだけど目にも舌にも本気なんです!!! もはや、
イギリスは飯がマズいってのが既に都市伝説だという
ことを証明する一皿。とはいえ、ピケティ並に格差が
広がっているというのも事実だとは思いますが...。

食を遊ぶ発想は、このパブリックスペースにあるBARに
集約されています。その名の通り自己申告制のBAR。
「飲んだら書く」というHONESTYに支えられてるのがいいね。

部屋からの景色もお洒落さが半端無い。

日本だと、ともするとラ・ボエム系のなんちゃってな
デザインになりがちな空間だけど、本物を組み合わせる
ことで力づくでエレガントと感じるまでに昇華させている。

そのセンスをこれでもか!!ってくらい魅せつけられたのが
こちらのお部屋。もちろん泊まったわけではないですよ、
インスペクションで見せてもらったんだけど、こんだけ
デコラティブなのに何故か落ち着くんです。

良くまぁ、こんなデザインが次々に湧いてくるもんです。

ね、とっても大人が遊べるホテルでしょ?

ちなみに、これまでの投稿はコチラにアップしています。

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恐るべし、ロンドンのホテル事情。
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今の日本って、どういうわけかイギリスの堅苦しい面ばかりが
際立ってフィーチャーされているけど、なんせあのビートルズを
生み出した国ですよ。そりゃ、懐の深さは半端ないっす。
それを象徴するのがティム&キット・ケンプ夫妻が仕掛ける
FIRMDALE HOTELSグループ。散々遊んでいるのにエレガント。
社交場としてのホテルを意識しながらもサスティナブルな
主張をとりいれてくるあたり、日本の4周くらい先行ってます。

ボクが泊ったのは同グループの『KNIGHTSBRIDGE HOTEL』。
その名の通りナイツブリッジにあるホテルで、わかりやすく
言うとハロッズの裏っ側みたいな絶妙のポジションにあるホテル。

こんなに正統派なルックスなのに中に足を踏み入れた瞬間
ポップなデザインがお出迎え。なにこのギャップ感!!?

部屋は一見デザインコンシャスに見えるんだけど、
実は極めて機能的で無駄がない。相当計算されて
作りこまれてるんですよね。そして、一部屋たりとも
同じデザインがないところが驚き。ビックリするくらい
手がかかりまくりなんですよ。

とにかく五感を心地よく刺激してくれるのがこの
FIRMDALE HOTELSグループの特長なんです。
この水回りも最新の設備にリノベされている。
バスタブもあるのが日本人には嬉しいね。

それはソフト面でもハッキリと感じられて、まず食事が
キチンと美味しく、プレゼンテーションも素晴らしい。
これは自分の部屋でオーダーしたブレックファースト
なんだけど目にも舌にも本気なんです!!! もはや、
イギリスは飯がマズいってのが既に都市伝説だという
ことを証明する一皿。とはいえ、ピケティ並に格差が
広がっているというのも事実だとは思いますが...。

食を遊ぶ発想は、このパブリックスペースにあるBARに
集約されています。その名の通り自己申告制のBAR。
「飲んだら書く」というHONESTYに支えられてるのがいいね。

部屋からの景色もお洒落さが半端無い。

日本だと、ともするとラ・ボエム系のなんちゃってな
デザインになりがちな空間だけど、本物を組み合わせる
ことで力づくでエレガントと感じるまでに昇華させている。

そのセンスをこれでもか!!ってくらい魅せつけられたのが
こちらのお部屋。もちろん泊まったわけではないですよ、
インスペクションで見せてもらったんだけど、こんだけ
デコラティブなのに何故か落ち着くんです。

良くまぁ、こんなデザインが次々に湧いてくるもんです。

ね、とっても大人が遊べるホテルでしょ?

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2015年06月27日
セブンシスターズ (UK)ホワイトクリフの魅惑
イギリスに行く人の多くのは、やはり、ロンドンを拠点にする
じゃないですか。特にはじめて訪れるなんて場合には、
ロンドンだけでも見どころが多すぎるので、なかなか
カントリーサイドまでは...ってケースも多いはず。
でも、ストーンヘンジだったり、ライの街だったり、車で
2時間も走れば、ロンドンとは全く違うイギリスの魅力に
触れることができるんですね。

<ライの町 2014年訪問>
なので、4日くらいロンドン滞在する予定あったら、
朝から夕方まででカントリーサイドを訪れるツアーに
参加してみるのもいいと思います。陽の長い夏だったら
帰ってからも充分明るいロンドンも堪能しつつ、しっかり
夜遊びできるしね。

【セブンシスターズへ半日トリップ】
ボクが行ったのは、最近ツアー企画ができたばかりの
南部イースト・サセックス州にあるホワイトクリフ
「セブンシスターズ」へのショートトリップツアー。
ルイスの町でクラフトビールで愉しんで、更にワイナリー
も見学できて試飲できるという、なかなか欲張りな内容。
崖マニアとしては、海からそそり立つ白亜の崖がどうしても見たくてね。
これまでのクラビ、ピピ島、カプリ島、アマルフィ、ハロン湾などなど、
海✕垂直系の崖に惹かれて世界のあちこちに行ったけど、白亜の崖ってのは、
未知との遭遇だったわけです。
なんかCMだか映画で見た、ホワイトクリフがすごく印象残ってて、
今回「ストーンヘンジはいいから、とにかく白崖!!」ってリクエスト
出して、連れてきてもらったんですね。

じゃ、実際にどんな風にツアーの1日を過ごしたか、ちょっと
巻き戻してみてみましょうか。
朝、時差の関係もあって自然に早く目が覚めたのね。
泊まってたのがナイツブリッジのハロッズ近くだったので、
ハイドパークまで散歩。

ゆったり部屋で洒落たブレックファーストを楽しんでから、ロンドンを8:30に出発。

とても天気が良くて、ロンドン在住のドライバーさんも
「めずらしいね、コレは」と。目的地に近づくに連れ
期待は高まります。

海まで2時間弱。「さて、準備すっか」とうきうきしながら
カメラのレンズを白崖用に換装したところで「なんじゃ、こりゃ」と。
駐車場に着いたら、あたり一面真っ白なんですよ。
そう、所謂あれです、まさかの濃霧ってヤツ。

TOPの写真とは大違いでしょ??
100m先は視界ゼロですからね。
特に対象物が白いから完全に
白崖は塗りつぶされています。

ま、少し待ちますか、と上の写真の建物の中のカフェで一休み。

待つこと1時間半。ギリギリまで待ったんですけど事態は変わらず。
折角なんでと丘の上まで歩いてきたけど、下の海がやっとこさ見えるくらい。

ただ、上を見上げると青い空も見え始めたんで、
コリャ、状況が変わるのか!?と期待するも
視線を下に戻すとたいして改善はしていない。

うーん...、上が晴れてもねぇ。

さすがにタイムリミットになったんで、駐車場に戻りドライバーさんと
「後ろを少し短くしたとして、あと何分粘れるか」相談。次のルイスの
町はアンティークも充実してるってことで楽しみにしてたんだけど、
その時間を少し削ればあともう少し居られるということで15分の延長を決断。

背後の景色は晴れてきたものの、この状態になってから
結構長かったんで半ば諦めていたんです。

ところが、そっから10分くらい経ったら「アレ、これってまさか??」

こうなってからは状況の変化は早くて、5分後くらいには
ホワイトクリフがその美肌をやっとこさオレの前に晒して
くれたんです。こりゃ、もう大好きだったのに振り向いて
くれなかったあの娘が、突然気がかわって一緒に夜を過ごし
ちゃった♡みたいな、尋常じゃない昂ぶり感じちゃいますよ。

時間があれば、2箇所からこの景色を楽しめるはずだったんだけど
さすがにタイムアップでここからの景色しか見れなかったのは
心残りだったけど、思わずツンデレ攻撃で最初からすんなりうまく
行っちゃうより、体感値で50倍は感動が膨れ上がった気がします。

自然相手なんで、こうしたリスクはあるんだけど、だからこそ
人は惹かれてしまうわけで、

さて、ここは「死ぬまでにもう一度来たい絶景リスト」に
加わったので、次はいつ来ましょうかね。まりえにも、
ここは見せたいからな。この緑のクリフサイドを3時間
くらい歩きたいわ。崖好きにはそれでも足りないけどねw


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有名なクラフトビール「ハーヴィーズ」のある町『ルイス』。
そして、大好きなアンティークが待っているというので、
後ろ髪をひかれながらも、次の目的地を目指すことにしました。
これまた、休日い寄るにはいい街なんですわ
続きの方も必見ですぞ。
↓ ↓

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2015年06月23日
GALVIN at WINDOWS (LONDON)溢れるホスピタリティ
ロンドン、ハイドパーク沿いにあるヒルトンホテル。
その28Fにあるミシュラン1つ星のフレンチ『Galvin at Windows』
ロンドンのガストロノミーと言うと、ミシュラン三つ星の
『ファット・ダック』の印象が強くイギリスのフレンチは
ブッ跳んでるのかな?って思ってけど、こちらはだいぶ
オーセンティック。オーダーしたものにもよるのかもだけど。

インテリアも落ち着いたトーンで、ゆったりとした
時間が流れています。

さすが階級社会イギリス、メジャーホテル内の
ミシュランホルダーは、サービスレベルが高くて
驚きますね。来る前に懸念してた慇懃無礼さとか
全然感じないし。
スタッフの距離感もちょうどよくて心地いい。
会話の振り方や、目配せの頻度など、日本の
グランドメゾン並の気配りに、艶っぽい仕草を
絡めてくる。

名前を聞いたら”Antonio”と。
あ、イタリア出身なのね、なるほどね 笑
あんまし、イギリスってサービスが際立ってるって
聞いたことなかったけど、しかるべき場所では
適材適所に人材が配置されています。
ワインのセレクトをしてくれたソムリエの女性も
印象に残ってるなぁ。初めて訪問したレストランだけど、
最初からとてもリラックスさせてくれる対応だったし、
彼女がテーブルに来るだけで、自然と笑顔になるような
雰囲気を持っていた。

ロンドン市内にしては珍しく高層階。
店名にもある通り、眺望もウリ。
昼は気持ちよさそうだね!

ディナーも窓際は席が埋まっている。
ただ、室内がそれなりに照明が明るいのと、
方面によっては東京ほど夜景の迫力はないので、
そんなにViewが凄いと感じることはなかったな。

東京、大阪、名古屋など、高層ビルのレストラン
からのVIEWをある程度見てるヒトには、むしろ
若干物足りないかも。席にもよるのかなぁ??

あと、印象的だったのが絵葉書をくれて、
その場で書いて出せるサービスを受けたこと。
旅先から酔っ払って家にいるまりえ宛に
手紙を書いたんだけど、家の届いたときには
なんだかイギリスが、すごく愛しく思えたっけ。
マネージャーもお洒落かつ陽気。

帰り際に厨房を見せてもらいつつ、裏口からロンドンの夜景を。
あ....、これこそイメージしていたロンドン夜景です!!!!
これが見えるシートなら、俄然ヤル気が変わりますねww

なんだかんだいいつつ、ロンドンは
初夜からロマンチックでした(´∀`*)ポッ

Galvin at Windows
住所:London Hilton on Park Lane | 22 Park Lane, 28th Floor, London W1K 1BE, England
電話:+44 20 7208 4021
http://www.galvinatwindows.com/

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今、ロンドン行きのエアーはかなり安いんですね。
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2015年06月18日
イギリスのカントリーサイドを推す12の理由
去年、イギリスを訪れた時も「ロンドンが楽しいのは
当然として、カントリーサイドが美しすぎる!」と
感じてたんです。
でも、その時はライの町との往復だったので
「たまたま、そこだけだったのかも...」と、
そこまでオススメはしてなかったのよ。
でも、今回は旅の半分以上をカントリーサイドで
過ごしているので予感が確信に変わりました。
敢えて言おう「イギリスはカントリーサイドは面白い!」と。

というわけで、オススメの理由1ダースほど挙げてみますw
1.自然の隣にエレガントな世界観、
カントリーサイドの魅力を集約するマナーハウス
何度も書いてるけど、マナーハウスやカントリーハウスといった、
元荘園主の館が、今はホテルとして泊まれて、ソコがとにかく
イギリスらしさを感じられるのよ。

美しい自然の中に溶けこむように建てられてるお屋敷は、
中に一歩足を踏み入れると階級社会の名残が色濃く残った
エレガントな空間。そこだけ切り取られたように別世界で、
日本の田舎の感覚とは、特にソフト面で大きく異なるのね。

地産地消の食事も美味だし、お気に入りのマナーハウスを
みつけて、そこで最低3日はゆっくり過ごしたい。

2.グリーンの丘がどこまでも続く
なんか、どこ行っても美しいグリーンの芝が広がってんのよ。
他の国では、田舎の方に行くと、どこか荒涼とした印象とか、
なんか垢抜けない雰囲気になりがちなんだけど、どこまーで
行っても手抜きなく綺麗なんですわ。

もしかしたら、芝生にしておくのが、他の産業に手を出すより
経済効果がいいからって理由なのかもしれないけど、
他の国から来た旅人に「なんて、細部まで美意識が高いんだ」
と思わせる効果があるのは、オレで実証済み 笑

3.地元ならではの食材が美味!
カンブリア県の羊でハードウィックっていうブランドの
羊がいるんだけど、この仔が旨いんだわ!

(写真はコチラから拝借)
人間5万人で羊が数10万頭というくらいの隠れた羊の名産地。
4月に訪れたので、ここで、スプリングアニョーを食べない
という選択肢はありません。

地元カンブリア県の食材だけを扱うオシャレなスーパーがあったりと
食に対する意識の高さも感じます。野菜の力強さとか期待以上。

4.ホワイトクリフという絶景
石灰質の白い崖が海から垂直にそそり立ち、
トップ部分のグリーン(芝)とのコントラストが
たまらなく美しい「セブン・シスターズ。」

ロンドンから車で2時間程度。
どんなに行く行程が晴れていても、いざ海についたら
濃霧で何も見えん...なんてことも。自然相手なので運も大事。
ちなみに2時間待って、ラスト15分延長粘って霧が晴れました!
上の写真とほぼ同じ場所から撮ってるけど全然別モノでしょ。

ここは「死ぬまでにもう一度見てみたい絶景」のひとつ
5.ウィスキー蒸留所や、ワイナリー、ブリュワリーで
その土地ならではのお酒を愉しむ
スコットランドといえば、スコッチ・ウィスキー。
ウィスキーラバーの聖地、アイラ島へのアクセスは
かなりハードル高いけど、エジンバラを拠点にすれば、
ハイランドへは日帰りで行くことができるんですね。


ワインもそうだけど、生産地を実際に訪れると
お酒を飲んだ時に浮かんでくる風景に奥行き
がでるんですよね。

ほかにもその町でしか呑めないクラフトビールもあるし、
ワイナリーの評価もグングンあがっているイギリス。
お酒をテーマにカントリーサイドを巡るのもいいんじゃない?

7.テラス席で外メシ・外酒
文化の差ではあるんだけど、外で飲食できる環境って
日本はどうしても少ないんですよね。田舎に行くと尚更。

素晴らしい自然がすぐそばにあるのに、食体験が自然と
隔離されてしまうのは、なんとも勿体無い。

7.アンティークが安い!
8.ヴァージンの一等車が快適過ぎる
9.ピーターラビットの物語の中へ
10.アルスウォーターでゆとりの休日を
11.カントリーサイドで敢えて大人遊びを愉しもう
12.石の町 エジンバラの魅力
あと半ダースほどおつきあいください!
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2015年06月08日
イギリス食事情の今を感じてみた

昔から、イギリスの食事はマズいと言われ続けてきたけど、
実際のとこって、どうなの?って思いますよね。
ボクもテーブルについて料理が出てくるまでは
「どうなんだろ?」って思いながらドキドキしていました。
なので、感じたことをまんまお伝えしたいなと。

とはいえ、このツアー企画自体がイギリス関係の政府機関や企業の
バックアップによるものなので、無意識にせよ一定のバイアスが
かかってると思われるのは仕方ないですね 笑
それに主旨からいって、このツアーの企画サイドも、
わざわざマズいと感じるようなお店選びはしないでしょう。
なので、意図してきれい事を並べるようにはしないようにして、
結構率直に感じたことを書ければと思っています。
だって、仮にここで取り繕ったとしても、結局行った人が
「全然違うじゃん」って感じたら、印象が必要以上に悪く
なっちゃうし。
できるだけ実際に食べた時に「あ、そういうことね」と
納得してもらえるようなことをお伝えしたいなと思います。

と、まぁ、ネガティブっぽい前振りしちまいましたが、
「イギリスの料理ってこういう特長なのね」という風に
先入観なしで入って行くと、あからさまにマズいと
感じることは、結構レアケースです。いかにもクラシカルな
パブメニューも、これが個性だと思えば楽しめるのよ。
ただ、癖は結構あるのでフレンチやイタリアンと比べて
しまうと、ちょいとハードルが高めというのは否めません。

そして「イギリス料理ってこういうもの。」っていうシグニチャーな
料理が思い浮かびにくいんで、イギリス料理全体をどう評していいのか
わかりにくいという面があるんすよね。たとえば、このタルタルステーキ。
これなんて結構美味しいんだけど、これをもってイギリスの食全体を
語っちゃっていいのかなぁ、とか悩ましい。店ごとの評価になって
しまうから、そこまで食べ歩いてない今の段階だと全体を掴んだ
コメントもしにくいんです。

そんな中で、結論じみたこと言っちゃうと、これだけ情報や物流が発達した
現在において、そんなにクソまずいものを出し続けるほうが却って困難だと
思うんすよね。特に為替の強いイギリスのような国なら、海外から人々が
チャレンジする価値がデカイし。
美食レベルの底上げは、ある意味お金の動きと連動してて、
かつては美味しい物なんかほとんど食べられなかったバリ島も、
今ではフレンチでそれなりの満足度を得られる時代です。
シンガポールなどで人気だったシェフが招聘されて × 物流網 ×
スタッフのモチベーションが揃えば、あとはそのコストにあった
顧客がいれば基本ビジネスは成立するわけで。経済規模が全く
違うイギリスでは、当然その底上げの力は桁違いなわけで、
近年「美味しくなった」と言われているのも、マクロ的視点からも
ボクの実体験からも、多分間違ってない気がするんです。

そして、そのトレンドはミシュランホルダーの店や人気のガストロパブ
だけにとどまらず、列車の中の食事などでも感じること出来ました。
電車の中で出てくる軽食が、案外クオリティ高めなんです。
その比較対象は日本の新幹線とおいた場合でも、きちんと温かい
メニューが出てくるって、ありえないじゃない?

あと、食環境という意味でも町中のテラス席の多さは東京の比じゃない。
イタリアやフランスと比べれば、多くはないかもしれないけど、
広場にこういうカフェスペースが広場にあって賑やかな空気を
醸し出してる姿ってのは、食文化を愉しもうというロンドンの
人々の意識の高さを表してると思うんすね。

まだまだマイナーだけど、ワイナリーも増えてきてるしさ。

町並みがカッケーので、スタバひとつとってみても
お洒落だなぁ...って感じます。

てな感じで、お店選び、メニュー選びをしくじらなければ、
基本愉しく食事を楽しむことができるイギリス。皿の上だけと
向き合うんじゃなくて、もうちょい広い視野で食を捉えれば、
充分に満足できるのが”今”のイギリスです。

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つづきで、もうちょいシーンごとにコメントを。
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2015年05月31日
イギリスのホテルホッピングがおすすめな7つの理由
「イギリスのホテルって、慇懃無礼そうじゃない?」
「そうそう、なんか堅苦しそうなイメージでさ」
「高いホテルでも食事がキツかったら泣けるよね...」
イギリスのホテルっていうと、もしかしたら まだ、
こんなイメージ持ってるヒトもいるかもしれません。
実はボクも、昔はそれに近いイメージ持ってました。

<KNIGHTSBRIDGE HOTEL>
で、実際イギリスでホテルに泊まったり遊びに行ったりすると、
そんなイメージ持ってたんだっけ、オレ?ってくらい印象が変わります。
体感値で言うと、日本のホテルよりも遥かにホテル文化は先を行っていて、
バラエティも豊富。生活との密着具合も見習いたいポイントがたくさん。
そんな感じで、これがイギリスのホテルで
ボクがワクワクした7つの理由です。
-ブティックホテルが発信する新しいライフスタイル提案
-カントリーサイドのマナーハウスやカントリーハウスがニクイほどお洒落
-エレガント極まりない王道ホテル
-ホテルダイニングは大人の遊び場
-歴史あるホテルも水回りはリノベされててモダン
-ホテルが作る客層の個性
-ブレックファーストから昂ぶれます
ホテルによって色んな魅力があるから、
1箇所ではなく2箇所くらい違うタイプのホテルに
泊まると面白いんじゃないでしょうか?

<Sharrowbay>
■ブティックホテルが発信する新しいライフスタイル提案
まず、イギリスで一番驚いたのがブティックホテルのクオリティの高さ。
ティム&キット・ケンプ夫妻が仕掛けるFIRMDALE HOTELSグループは、
泊まらなかったとしても、今のロンドンの勢いを体感できる。

<HAMYARD>
ピカデリー・サーカス至近のフラッグシップ『HAMYARD』は、
ホテルの周囲のコートヤードまで世界観が統一されていて、
感性豊かな人々にはたまらない空間。

地下には、単なるバンケットだけじゃなく、ボーリング場や
シアターなども備えていて華やかなPARTYの舞台にピッタリ。
レストランやバー、カフェも突き抜けたデザインなんだけど、
そこにいると何故か落ち着く見事なバランス感。

宿泊者専用のルーフトップテラスは、BARの横に自家菜園が
広がっていて、単に一過性のファッションではなく、サスティナブルな
価値提供をも目指している同グループのメッセージが伝わってくる。

こういうデザインって、一歩間違えると渋谷の安っぽいカフェみたく
なりそうだけど、極上のアンティークとモダンさを組み合わせた
インテリアは、ロンドンらしさを上質に表現している。

ボクが泊まっていたのはこのホテルグループで、ナイツブリッジの
ハロッズ至近にある『KNIGHTSBRIDGE HOTEL』、ここは
HAMYARDと同様に高いデザイン性を有してはいるんだけど、
雰囲気はもっと落ち着いていて、ゆったりした滞在に向いている。


■カントリーサイドのマナーハウスやカントリーハウスがニクイほどお洒落
最もイギリスらしさを感じられるのは、カントリーサイドにある
マナーハウスなんじゃないかなと思います。荘園(マナー)の領主が
建設した邸宅をホテルにしたもので、ロケーション力も半端ない。
一番シビれたのはアルスウォーターのシャロウ湾にある
その名も『Sharrowbay』。ミシュランを獲得していた
湖畔のダイニングは、まるで絵画の中に紛れ込んだかと
錯覚してしまう。

景色が美しくトレッキングが盛んなエリアでもあるので、
ホテルを拠点にトレッキングに興じるも良し、釣りや
カヌーで湖を楽しむも良し。
ここに行くこと自体が旅の目的となディスティネーションホテル。

ほかにも、ピーターラビットの作者が母親にプレゼントした邸宅を
カントリーハウスにした『Lindeth Howe Hotel』や、自家菜園や牧場を
有していて、食事は正真正銘の地産地消という『Askham Hall』など、
旅の上級者たちが求める真の贅沢がここにはありました。


半分はロンドン、半分はカントリーサイドのマナーハウス。
そんなホテルホッピングが、イギリスの滞在を深堀りしてくれます。

■エレガント極まりない王道ホテル
そして、一番イメージしやすいのがエレガンスを極めた王道ホテル。
今回は『THE LANGHAM』に泊まったけど、慇懃無礼さは微塵も
感じさせないスマートな接客。程よくフレンドリーさも織り込んでいて
(例え心のなかでどう思っていたとしても)ここに滞在して本当に
良かったと感じさせてくれる素晴らしい演出力。

箱の趣もさることながら、このサービスのエレガントさとか、
色気っていうのは、日本人には中々到達できない質のものなので
海外に行ったら、素直にそこを愉しむのがいいと思う。

逆に言うと京都の老舗旅館のようなサービスは、
世界のどこの国も真似できないオリジナリティの高いもの。
やはり、その国らしいサービスを味わうのが、
ホテルホッピングの面白さかなと。

去年の滞在だけど、ハイドパーク沿いの『マンダリンオリエンタル』は、
紳士道という言葉を、ボクの中に強く刻み込んでくれました。
決して気軽に泊まれるホテルではないけれど、ロイヤル・ワラントの
ビスポーク同様、人生を頑張って生きるための目標となる通過点の
ひとつには出来ると思うんですよね。こういうステージに相応しい
大人になることを目指す。そういうのって、良くないですか?


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残りの4つの理由は、続きの方で。
-ホテルダイニングは大人の遊び場
-歴史あるホテルも水回りはリノベされててモダン
-ホテルが作る客層の個性
-ブレックファーストから昂ぶれます
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2015年05月24日
ロンドンでビスポークを巡る
何度か前にも書いているけど、メンズの買物は
ロンドンが面白いんです。パリやミラノ、ナポリも
勿論買物天国ではあるんだけど、体感値では、
パリはやはり女子が主役。
ミラノはセレクトショップがめちゃお洒落だけど、
日本のメンズ的には、着こなしとしてミラノやナポリ
よりも、ロンドンの方が自然とマッチするんすよね。

あの華やかさを纏うには、素材(人間)自体に強い押し出し感が
あってこそのバランスだし、謙虚さが美徳のこの国では、派手さ
よりもエレガントさを重視したロンドンのアプローチのほうが
体質的にもあってると思います。
今、自分が好きになったから余計に眼に入るのかもだけど、
メンズのアンティークショップが多いのも、この町が好きなところ。
時計や指輪、カフスにバッグ....、週末に開催されるポートベローでは
アンティークウオッチも結構並ぶそうなので、見てみたい!
今回は、中々見ることの出来ないビスポークの裏側をいくつか
取材できたので、そんな視点からもロンドンのファッションに
ついて感じたこと書いてみようと思ってます。

今回、訪れたお店はこちら。
言わずと知れた紳士靴の最高峰「ジョン・ロブ・ロンドン」、
007のシャツといえば「ターンブル&アッサー」、
Savile Rowのゴッドファーザー「ヘンリー・プール」、
日本でもファンの多い「グローブ・トロッター」、
あとはファッションじゃないけど、ワイン・スピリッツ商の「ベリーブラザーズ&ラッド」
どうしてもアンティークウオッチが見たかったので「THE VINTAGE WATCH COMPANY」。
それぞれのお店については、またゆっくり
レポートしていきたいんで、とりあえずさわりだけ。
上質なオーダーメイド(ビスポーク)の裏側を何件も見られるのは、
贅沢極まりなし。ショールームに燦然と並ぶ既成品も、もちろん憧れでは
あるんだけど、より深い理解と共感で創りだすビスポークには、単なる憧れを
超えた敬意すら感じてしまう。

こうしたものを当たり前に身につける階層に育ってないボクが、ロイヤル・ワラントの
ビスポークに惹かれる理由というのは、単に美しいというだけじゃなくて、人生と向き合う
ためのツールや武器だったりもするからなんです。
身につけてるものに負けない自分を創りあげること、そういう意識をもてることが、
ビスポークのもうひとつの魅力なんですよね。

それと、彼(彼女)らと会話を交わしていると、日本の伝統工芸の
クラフトマンシップと共通してるところが多々あるなって改めて思った。
歴史や伝統を守ってるだけじゃなく、日々革新に挑戦しているということ。
決して時間の上にあぐらをかいてるわけじゃなく、ボクらの想像を
遥かに超えるヒリヒリしたTRY&ERRORを積み重ねてるんですよね。
その繰り返しが現在(いま)を創っているんです。

【JOHN ROBB】
「ジョン・ロブ・ロンドン」(ビスポーク)の靴を創る工程は、
大きく3つあって、それぞれがスペシャリストとして腕を磨いている。
小さい工房だと全工程を担当することもあるんだろうけど、専門家集団が
分業することで圧倒的な高いクオリティの商品を仕上げていく。
靴の木型は全部倉庫に残されていて、ダイアナ妃の靴型も残っていた。
JOHN ROBBって女性靴も作ってたんすね。

まちがいなく一生モノなんだけど、4000ポンド〜というのは、やはり大人の買物。
それに作成途中でフィッティングも必要なので、ロンドンに行く機会を増やさないと、
手に入るまでに結構時間かかっちゃいます。


【Turnbull and Asser】
「ターンブル&アッサー」は、ジャーミンストリート沿いにある
オーダーシャツに端を発した紳士服のビスポーク。007では、
ショーン・コネリーがボンドを演じていた頃からシャツを担っていて、
世界中のセレブリティをクライアントに持っている。


場所柄、中々入りにくそうに感じるだろうけど、
シャツは240ポンドから作れるし、雰囲気もそんなに重々しいわけじゃない。
今は50代以上のお客さんが多いけど、もっと若い人にも来て欲しいし、
海外のお客さんも是非寄って欲しいって言ってましたね。ロンドンに訪れる度に、
一枚づつシャツを仕立てていく。そんな遊びができるようになったら
ヤンチャな大人の仲間入りですかね。
【Henry Poole】
ヘンリー・プール」は、Saville Rowでも一二を争う大規模なテーラーで、
ウィンストン・チャーチルや日本の皇室もクライアントに抱えている。


BBCが取材用にパイロットの撮影をしていて、マネージングディレクターの
サイモン氏からヘンリー・プールの歴史を聞きながら、カメラを回されるという
貴重な体験も。

その後、階下の工房を見学させてもらったんだけど、皆イキイキしてて
フレンドリー。納期に追われてピリピリするような空気感では、
あのゆとりあるスーツは作れないんでしょうね。

ここもビスポークは4000ポンドから。ヤンチャな大人への道程は、
なかなか険しいもんですな。そうそう、こういう場所って日本人が
何人も働いててビックリ。オレも頑張らなきゃって思いにさせてもらえます。

【PC】http://bit.ly/1Djdw1u
続きでグローブ・トロッターやベリーブラザーズ、
ROLEXのアンティークショップも。
↓ ↓

続きを読むアンティークウオッチも結構並ぶそうなので、見てみたい!
今回は、中々見ることの出来ないビスポークの裏側をいくつか
取材できたので、
ついて感じたこと書いてみようと思ってます。

今回、訪れたお店はこちら。
言わずと知れた紳士靴の最高峰「ジョン・ロブ・ロンドン」、
007のシャツといえば「ターンブル&アッサー」、
Savile Rowのゴッドファーザー「ヘンリー・プール」、
日本でもファンの多い「グローブ・トロッター」、
あとはファッションじゃないけど、ワイン・スピリッツ商の「
どうしてもアンティークウオッチが見たかったので「THE VINTAGE WATCH COMPANY」。
それぞれのお店については、またゆっくり
レポートしていきたいんで、とりあえずさわりだけ。
上質なオーダーメイド(ビスポーク)
贅沢極まりなし。ショールームに燦然と並ぶ既成品も、
あるんだけど、より深い理解と共感で創りだすビスポークには、
超えた敬意すら感じてしまう。

こうしたものを当たり前に身につける階層に育ってないボクが、
ビスポークに惹かれる理由というのは、
ためのツールや武器だったりもするからなんです。
身につけてるものに負けない自分を創りあげること、
ビスポークのもうひとつの魅力なんですよね。

それと、彼(彼女)らと会話を交わしていると、日本の伝統工芸の
クラフトマンシップと共通してるところが多々あるなって改めて思った。
歴史や伝統を守ってるだけじゃなく、日々革新に挑戦しているということ。
決して時間の上にあぐらをかいてるわけじゃなく、ボクらの想像を
遥かに超えるヒリヒリしたTRY&ERRORを積み重ねてるんですよね。
その繰り返しが現在(いま)を創っているんです。

【JOHN ROBB】
「ジョン・ロブ・ロンドン」(ビスポーク)の靴を創る工程は、
大きく3つあって、
分業することで圧倒的な高いクオリティの商品を仕上
靴の木型は全部倉庫に残されていて、
JOHN ROBBって女性靴も作ってたんすね。

まちがいなく一生モノなんだけど、4000ポンド〜というのは、
それに作成途中でフィッティングも必要なので、


【Turnbull and Asser】
「ターンブル&アッサー」は、
オーダーシャツに端を発した紳士
ショーン・
世界中のセレブリティをクライアントに持っている。


場所柄、
シャツは240ポンドから作れるし、
今は50代以上のお客さんが多いけど、
海外のお客さんも是非寄って欲しいって言ってましたね。
一枚づつシャツを仕立てていく。
ヤンチャな大人の仲間入りです

【Henry Poole】
ヘンリー・プール」は、Saville Rowでも一二を争う大規模なテーラーで、
ウィンストン・


BBCが取材用にパイロットの撮影をしていて、
サイモン氏からヘンリー・
貴重な体験も。

その後、
フレンドリー。

ここもビスポークは4000ポンドから。
なかなか険しいもんですな。そうそう、こういう場所って日本人が
何人も働いててビックリ。オレも頑張らなきゃって思いにさせてもらえます。

【PC】http://bit.ly/1Djdw1u
続きでグローブ・トロッターやベリーブラザーズ、
ROLEXのアンティークショップも。
↓ ↓

2015年05月10日
刺激溢れるロンドンと優雅なカントリーサイドで大人のヴァカンスを
ここのところ、以前に増して注目されているロンドン。
実際に訪れてみた印象としても、街に勢いがある。
新陳代謝が機能していて、新しいトレンドが次々に
生まれ人と街に活気を与えてる。

その一方でロイヤル・ワラントのように、価値のあるモノが
大切にされていて、浪費社会とは一線を画している。この
エレガントさが保たれているところも、ロンドンの魅力。

1年ぶりに訪れて改めて思ったけど、ことメンズに
関しては、ミラノやパリよりも買物は圧倒的に
ロンドンが楽しい。

Savile Rowやバーリントンアーケードには、ビスポークの店が並び、
「ヘンリー・プール」のようなテーラーや、「ジョン・ロブ ロンドン」では
誇り高き職人たちが、紳士のための逸品をしつらえている。

イタリアのサルトリアと比べてなんだか固そうとか面白みがないんじゃ
みたいなイメージを持ってたんだけど、とんでもない。派手さとは別の
やわらかな美意識が静かにお店の空気に帯電していて、質の高いものを
創りだすもの同士の一体感がやけに心地いいのよ。

いい意味で意外だったのは、ロイヤル・ワラントのお店が
思ってる以上に門戸を開こうとしていること。
一見、外からは閉鎖的に見えるけど、新しい世代やマーケットの開拓に
対する課題は、日本の伝統工芸とも似ていて、古き良きもの”を大事に
しつつも、時代に合わせて変化し続けているんですね。そういうのを
体感できたのも、今回の旅の収穫。

あと、アンティークのお店が多いのもいいね。
タイミングが合えば、土曜日のポートベローで
アンティークの時計やアクセサリーを掘り出したかった...。
ホテルでのステイの選択肢も日本より遥かに豊富。
マンダリンやサヴォイ、THE LANGHAMのような
エレガント極まりないホテルもロンドンの魅力では
あるんだけど、さすがにそゆとこに連泊するって
猛者じゃない?

今、ロンドンではセンスのいいブティックホテルが
増えていてフラッグシップの『ハムヤード』を擁する
FIRMDALE HOTELSグループは特に面白く、今の
ロンドンを象徴しているね。
センスが良いのはもちろん、単に泊まる場所ではなく
「過ごす場所」としての提案力が素晴らしい。
コートヤードのテラス席とか凄く雰囲気いいし、
ルーフトップに自家農園&BARとか見ると
単にファッションだけじゃなく、サスティナブルな
意識の高さなんかも垣間見れたり。

良く言われる食に関しても、セレクトと期待値を
正しくもっていればなんら問題ない、とうかとても楽しい。
シティ(金融街)の高層ビルの最上階にある3面ガラスの
『Duck & Waffle』とか、新しいロンドンの風が吹いてて昂ぶる。

料理もフランスやイタリアとは違った軸で組み立ててくるので、
素直に食事を愉しめる。難しいこと考えずに旨いねーって食える感じ。

そして、特に驚いたのがカントリーサイドの食事の美味しさ。
湖水地方にも足を伸ばしたんだけど、あの辺は羊の産地なのね。
なので4月はスプリングアニョーが食べ放題ww
しかもこのエリアにはハードウィック種という
ブランド羊がいたりもして、これを食べない手はないのよ。

火入れとか味付けとか心配したんだけど、全く問題なく。
イギリスでの羊の愉しみ方なんて、これまで誰も
教えてくれなかったんですけど 笑
しかも食事の前後は暖炉の前の別室って…、
こんな演出、日本ではそうそう望めませんぜ。

このホテルはピーターラビットの作者が母親向けに
買った邸宅をホテルにした『 Lindeth Howe Hotel 』
っていうファンには垂涎のホテルかと。
湖水地方の話をしたんで、イギリスのカントリーサイドの
魅力についても、ちょいと書かせてもらいましょうか。
これまで、そこそこ旅をしてきて、車や電車で景色を
眺めてきたけど、イギリスほどアベレージで地方が美しい
国って無かったのよ。

前回、ライの町に行った時も思ったけど、この綺麗に
整備された芝生は、誰が整えてるの?って。
どんなビジネスモデルで成り立ってるのが
謎で謎で仕方なくて。
イギリスに長年住んでる人にも質問してみたんだけど、
「当たり前すぎて、わからない」のとのこと 笑
今回訪れたのは、白崖が海からそそり立つ”セブンシスターズ”と
ピーターラビットの故郷”湖水地方”。シグニチャーなポイントが
美しいのも凄いんだけど、そこに至るまでのアプローチに、
美意識の高さが隙間なく見えて驚きます。

特にオススメはマナーハウスやカントリーハウスといった
地方有力者の邸宅を、ホテルにしている場所。
湖水地方のUllswater(アルスウォーター)の湖畔に
はミシュランホルダーだったカントリーハウスの
レストラン(Sharrowbay)があって絶妙なエレガントさと
田舎の気楽さが同居していて心地いいのよ。

多分、日本人ってこういうの求めていると
思うんだけどなぁ…。問題は多くの人がこうした
過ごし方を知らないということ。リタイアして
余裕のある世代(日本の金融資産の8割は50代以上)
あたりには、絶対オススメなんだけどね。ただただ、
都市を通り過ぎる旅ではなく、その町の魅力を引き出す
旅のスタイルに、日本も変わりつつあると思う。
そういう今だからこそ、ここは行ってみて欲しい。

ちなみに、カントリーサイドで「ずっと見てても飽きないや」
と感じたことある場所はトスカーナとブルゴーニュ。
田舎のなにげない景色が綺麗って、ボクにとっては大事な
ポイントだったりするんですよね。
そんな湖水地方を更に北上し、向かった先はスコットランド。
ゴルフの聖地セント・アンドリュースに行くか、
スコットランドウィスキーの蒸留所に行くか
最後の最後まで迷ったけど、普段の日常との
接点の多さから、ウィスキーを選択。

ワインも生産地に行くことでより深くテロワールを
感じられるようになったように、これからウィスキー
飲む時に浮かんでくる景色を持つことができました。
欲を言えばアイラ島なんだけど、さすがにエジンバラ
から日帰りは厳しいからねぇ…。

宿泊していたエジンバラは、ロンドンとはうって変わって
石のプレッシャーを強く感じる世界遺産の古都。
エジンバラ城を中心に、古い石の建物が町並を形成していて、
夕方から夜の美しさは、なんていうかこの世のものとは思えない。

日没が21:00頃なので、夕食の後にサンセット。あたりが闇に
包まれた頃、どこからともなくバグパイプの音が路地に響いて
きて、なんともいえない切なさを感じたり。

とまぁ、ここまで旅の印象深いシーンを切り取ってみたけど、
さすがにコレは、自分で調べて組み立てるのは至難の業。
旅先の都市について事前に調べる時、深く掘り下げられるのって
実はそんなに多くないんです。一箇所ならなんとかなるけど、
個人旅行の場合、移動手段の手配とか、移動に擁する時間とか、
ホテルの周辺がどういうエリアなのかとか、レストランは
どこに行こうとか、そういうの組み上げていくって、実は
相当時間かかるし、ノウハウも必要だと思うんです。
今回の旅は、HISのツアー(スマホはこちら)に、
多少オプションを組み合わせたもの。
正直、HISって格安航空券とかコストを抑えたいガキの頃の旅でしか
使ったことなかったんだけど、今はこんなに”旅を愉しむ提案”するんですね。
正直ナメてました、ほんとスイマセン 笑
ベースの行程で既にイギリスの新しい側面を体感できる仕掛けに
なってるし、いちいち移動の手段とか気にしなくていいのが
ホントに楽チン。向こうで何をすればいいかにだけ集中して
られるって、ツアーならではの特権。
普段、個人旅行ばかりしてる身からすると、つくづく
至れり尽くせりなんで、身を任せるという悦びを今回改めて
感じた次第。
ツアーの詳しい情報はこちらの方で。

【PC】http://bit.ly/1Djdw1u
旅行会社も昔とは提案する価値がだいぶ変わってきたんですね。
この夏のイギリス、マジでおすすめです。
↓ ↓

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