三重_201702
2017年07月29日
松阪から熊野古道へ
伊勢神宮まで行く人は、そこそこいると思うんですが、その先、熊野古道まで足を伸ばす人ってなると、ぐっと減っちゃうと思うんです。
ただ、1回行ってみると思ってるよりは近くて、特にあの松阪牛(まつざかぎゅう → まつさかうし)の松阪からは、車で1時間あれば一番有名な「馬越峠」の入口まで行けちゃいます。「馬越峠」の山の中に続く石段は、かなり雰囲気あるし、混雑してたって経験が一度もないので、当家的にはかなりオススメ。

熊野古道方面へと向かう紀伊自動車道ってのは、松阪と伊勢の間から分岐していて、一本道だけど混雑もないから、事故でもない限りスムース。途中の「始神テラス」は、デザインも今っぽく綺麗だし、売ってるものも地のもでセンス良いものが多い。

海山ってインターで降りたら、10分くらいで馬越峠の入口に到着します。馬越峠入口のところに、車は5台くらい停められるけど、そこが一杯だったら、歩いて5分ちょいのとこに「道の駅 海山」ってのがあるので、そこに車置いて歩きましょう。
さて、話は戻って松坂ですが、松阪牛のほかにも江戸時代末期の武士の住宅「御城番屋敷」(TOPの写真の場所)が残ってたりと雰囲気あるし、

中には見学できる家もあるんですが、タイムスリップ感味わえていいよ。

松坂城址はこじんまりしてるけどワイルドで城マニア的にはゾクゾクします。

柵はないし、石垣の高低差結構あるし、こういうのを過保護にしすぎないのがいいよね。

移動の前に城下のカフェでひと休み。

トミヤマ (Tomiyama)
0598-21-1389
三重県松阪市本町2188
http://cafetomiyama.blog.fc2.com/
そんな三重の休日です。
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kyah2004 at 23:30|この記事のURL│Comments(0)
2017年05月25日
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島 (伊勢志摩)地産地消のガストロノミー
都内では、美味しいものはいくらでも食べられる。これって実は贅沢極まりないことなんだけど、人間の欲望ってもんはきりがない。
自然の美しい景観を眺めながら美味しいものが食べたいとか、その地方ならではの食材を、ガストロノミーの技術/サービスで食べたいとか、どんどん要求はエスカレートしていきます。

はい、そんな快楽主義者の典型が...自分です(笑)
でも、実は日本が特殊で、世界を見渡したらカントリーサイドで、その土地ならではの環境を活かしたガストロノミーを愉しむって、むしろ一般的。大人がスマートに遊んでいる国なら、尚更ね。
2月に泊まった『ひらまつホテル 賢島』は、そんな大人のニーズをしっかりと汲み上げてくれているのが見事。英虞湾の絶景を眺めながら、伊勢えびや松阪牛など、全国クラスのブランド食材を、確かな技術と、洗練されたサービスでいただくことができる。

わずか8個室のホテルなのに、7つも個室があるってのも贅沢じゃない?

プライベート感も高い無音の密室は、何故か会話に拍車をかける。音がないせいで、会話が進むってはじめての体験。非日常感が強く印象づけられるこの演出を堪能するためには、スマホは部屋に置いておきましょう。Insta映えする空間だけど、せっかくのディナーの時くらいは、スマホに侵食された生活からの解放を推奨したい。
とはいえ、カメラは離せないので、スマホ持ち込みなら機内モードとか(笑)

さっきもちらっと書いたけど三重県は食の宝庫。伊勢海老、松阪牛、アワビに牡蠣など、食材は超一級品が揃っている。シンプルにいただく分には漁師旅館で全然いいんだけど、素材の魅力をより多面的に感じたり、味の奥行きを旅したい時には、やはりガストロノミーが威力を発揮してくれる。

歯切れのいい蒸した鮑を、カルパチョ仕立てにして京大根と合わせたりとか、フレンチ×日本料理の技は、まさにひらまつならではの楽しみ方。

伊勢海老の炭火焼きも、3種類のテクスチャを味わえるようなグラデーション仕上げも、料理旅館では味わえないジャンル。

松阪牛のサーロインも当然火入れや味付けに隙がない。お膝元の松坂の町だと、正直 松阪牛のポテンシャルを引き出せていないお店も多いので、安心して肉の力を堪能できる舞台があるというのは、旅人的に重要なポイント。

ここも、もちろん残ったワインは部屋のみできるので、チーズ添えてもらって、夜の部を愉しむのがオススメです。一旦、温泉つかって、そっからワイン再開とか楽園です、かなり。

部屋に戻った時には、もちろんセッティングは完了している。さすがだね。
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島
(ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 賢島)
〒517-0501 三重県志摩市阿児町鵜方3618-52
Tel:0599-65-7001
http://www.hiramatsuhotels.com/kashikojima/
今は、熱海、賢島に続いて、箱根もオープンしてるんだけど、来年はいよいよ沖縄に!
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2017年05月20日
ひらまつホテル 賢島 (三重)海外みたいな非日常感に包まれて
世界のリゾートを遊び尽くした大人でも、満足度高いステイができる「ひらまつホテル(THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS)」。
日本は正直遊びの後進国なので、沖縄のような超優良コンテンツがありながらも、世界のリゾートを識ってる大人が満足できるようなホテルは極端に少ない。特にプーケットやバリ島など、人件費や土地代が安く建築も自由なリゾートと比べたら、体感で5周くらい周回遅れと言っても過言ではない。

それに数少ない大人向けリゾートも連泊したらかなりの額になるので、だったらエア代込みでも海外行っちゃった方がいいよね、という選択をしがちになる。
そんな中、「ひらまつホテル」は、ハコのセンスもさることながら、圧倒的な食体験ができるので、海外行ける額だけど、でも頑張っちゃおうという思いにさせてくれるのよ。

ここ『ひらまつホテル 賢島』は、昨年サミットの開催とほぼ時を同じくしてオープンした「ひらまつホテル」の第一号。敢えて、”オーベルジュ”と謳わないのは、本場のオーベルジュがあくまで食事メインで、宿泊施設はおまけ的な位置づけになってるところが多いからとのこと。
なので、食事はもちろん徹底的にこだわりつつも、宿泊自体がとても質の高いラグジュアリー体験となるよう徹底的に気を使われている。

外観はハイブランドのブティックのような作りで、客室はわずか8室。

建物に入るとレセプションも兼ねたラウンジの窓からは、絵画のように切り取られた英虞湾を一望できる。これには、のっけから心を鷲掴みにされましたわ。

訪れたのは2月だったんだけど、陽気が良くてウェルカムドリンクはテラス席で。今まで、何度も訪れたことある英虞湾エリアだけど、ここからの眺望が一番好み。

部屋はこのラウンジから、エレベーターのドアのようなシルバーの扉を抜けてすぐのところ。外廊下なので、冬はちょっと移動が寒く、あと台風の時がちょっと心配。

部屋は熱海同様、温泉が窓の近くにあって、その背後にベッドがあるので、部屋のどこからでも英虞湾の景観が楽しめる。

ベッドに転がった視界はこんな感じ。

木立が前に立っているので、向こう側から覗かれる心配もないプライバシー高めの空間。

夕食は折角の景観も楽しみたいので早めの時間でお願いしてたんだけど、その前に貸切の露天風呂が予約できたので、まずはそっちを愉しむことに。ここは後述するタラソテラピーのスパ施設の横に位置していて、部屋からは階段をひとつ降りたエリア。

露天風呂という言葉が似合わない(笑)、湯船までのアプローチも美しいお風呂。脱衣所から湯船までの数mを足早に抜けて、温泉に浸かればそこは楽園。お風呂のはじこは腰掛けられるくらいの浅さなんだけど、そこに寝転がって空を見上げるのがたまらなく気持ちよかった。これは部屋のお風呂ではできない贅沢な遊び。
すっかりリラックスさせてもらったところで、ディナーへ向かう。熱海と違ってこちらは個室なので、殆ど他のお客さんと顔を合わせることが無い。個室のドアが閉まったところで、改めてこのホテルが無音だったことを思い出す。敢えて音を出さないことで、非日常的な演出が高まるんですよね。音がないことが逆に印象を深めるという、洒落た演出。

夕暮れから夜へと、変わりゆく英虞湾の景色を眺めながらのディナーって最高。東京では絶対に味わえない雄大な自然の景観×ガストロノミーという、カントリーサイドならではの贅沢な体験。
翌朝は、朝陽にきらめく海面を眺めながらの爽やかな朝食を愉しめた。料理の詳しい内容は、また次の機会に書くけど、地のものを間違いない技術とひらまつクオリティのサービスで食べられるってホント幸せ。

チェックアウト後は、”世界で一番小さなタラソテラピー”を。あんまし日本でスパって行かないので、英語じゃなく日本語で気楽に施術を受けるのが新鮮。海水プールでの軽いエクササイズの後に受けたあとに、トリートメントを。技術も高くめっちゃリラックスできた。確か90分のリラックスボディプログラムだったかな。

ステイ代、ワイン、タラソテラピーに往復の交通費まで考えると、バンコク往復して遊んでこられるくらいの予算感。ただ、それでもまた訪れようと思う引力がココにはあります。

ハコと料理だけでは、ここまで印象深くはならないし、リピートしたいという想いもそこまで強くならなかったと思う。女将というポジションを作ったのは、さすが「ひらまつ」って感じっすね。顔が見えるサービスって凄い大事。

THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島
(ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 賢島)
〒517-0501 三重県志摩市阿児町鵜方3618-52
Tel:0599-65-7001
http://www.hiramatsuhotels.com/kashikojima/
ちなみに女将 今村さんは、なんとシェフの奥様。ご夫婦でひらまつホテルのデビューを支えてるなんて、なんか素敵。
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2017年05月07日
とんかつ野崎 (松阪)ひれかつ丼をいただきます。

松阪牛(まつさかうし)を本場で美味しくいただくって、実は結構至難の業だったりします。肉質に関しては、勿論最高級なんだけど、仕事に関してはやはり東京、京都、大阪といった大都市ほどは洗練されていないんで....
なので狙うなら肉に余計な味付けをしていないシンプルな料理。そういう意味でもひれかつは間違いのない選択肢。確か、この松阪牛のひれにくをふんだんに使ってて3000円ちょいだったと記憶しています。
この時は家族5人での訪問だったので、まりえは松阪牛の生姜焼きなる、これまた贅沢なセレクトを魅せてました。これも一切れもらったけどめっちゃ旨い。
この時は家族5人での訪問だったので、まりえは松阪牛の生姜焼きなる、これまた贅沢なセレクトを魅せてました。これも一切れもらったけどめっちゃ旨い。

なにげに、フツーのとんかつは、まだ食べたことないんだけど、このエビフライも極上なわけで。

とんかつ野崎
0598-23-9126
三重県松阪市長月町9
この ひれかつ丼 を食べるためだけでも、伊勢神宮行きたくなる。
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2017年03月26日
古希祝は三重の地で(三重)
両親が古希ということで、お祝いで三重へ。
「なんで三重?」って聞かれるけど、、
1)両親が自分らでは行かないであろうエリア
2)伊勢神宮、松阪牛、熊野古道をはじめ、
実はいいコンテンツが眠ってるエリア
というのが理由。
ボクらも去年であった割烹の宿「美鈴」に再訪してみたかったし、去年末に訪れてとてもいい印象だった「ひらまつホテル」に行きたかったからというのもあってね。

鈴鹿あたりの渋滞がイヤで、両親と名古屋駅で待ち合わせた後に、ランチ予定の松阪まで近鉄特急で。近鉄はパノラマシートとかあって、旅気分を盛り上げてくれる。ただ、パノラマ列車言う割には、途中のビューはなんてことないw
松阪では、お気に入りの「とんかつ 野崎」で松阪牛のヒレカツ定食を。同行した末弟の反応は予想できたけど、オヤジも喜んでて一安心。

食後は雰囲気いい古い町並み抜けながら松阪城へ。築城は蒲生氏郷、立派な石垣残ってて、しかも柵とかないのが大人でいい。むやみに現代素材の柵とかあると、色気がなくなるんで。

ちなみに、蒲生氏郷は城下町建設にあたり松ヶ島住人を強制的に移住させ、旧領の近江商人を町の中心部に呼び寄せて楽市楽座を設けたりして商都松阪の礎を築いたんです。さすが三井財閥発祥の地。城の前には、現在に残った武家屋敷「御城番屋敷(ごじょうばんやしき)」もあったりして、雰囲気いいのよ。


城近くのカフェ「トミヤマ」もセンス良くてタイプでした

トミヤマ (Tomiyama)
0598-21-1389
三重県松阪市本町2188
http://cafetomiyama.blog.fc2.com/
松阪から熊野古道までは高速あるので1時間ちょい。距離がありそうに見えるけど高速乗っていけば案外近い。海山ICから車で10分もかからないくらい。入口から少し歩いただけで神秘的なパワーを感じられるパワースポットなので、気軽に寄れるのも魅力。時間があれば見晴らしのいい山頂まで登りたいトコではあるんだけど。

ここまでくれば、今回の目的の一つ『割烹の宿 美鈴』までは車で15分圏内。何故わざわざここまで来たかというと、ここでしか出来ない体験価値があるから。ふっつーのどこにでもありそうなリ漁村なんだけど、何故か一軒だけ洗練された数寄屋造りの宿が海の目の前にあって、そこでいただくご飯がほんと美味しいんです。現地でしか流通しないような素材を、洗練された技で食べられる幸せ。
割烹の宿 美鈴
〒519-3208 三重県北牟婁郡紀北町三浦297−4
0597-49-3031
https://kappou-misuzu.com/

近くの高台の公園からはリアス式海岸らしい景色を堪能できる。

食事前に親子で近くの温泉行ってから、お待ちかねの夕ご飯。

トップの写真も美鈴の料理だけど、素材がいいのはある意味当たり前で、料亭仕込みの技を、この環境で食べられることが何より贅沢。日本には各地にいい素材あるけど、それを高い技術と洗練された空間でいただけるかというと、一気に選択肢が絞られちゃうからね。

翌日は「伊勢志摩観光ホテル」」「ひらまつホテル 賢島」へ。「ひらまつホテル」は、日本に欲しかった大人のリゾート感満載でした。
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