山梨_201704
2017年06月08日
紅梅や (甲府)ほうとう以外の甲州料理を食べたくて
今年の春先、富士山をドローンで撮るという旅に出たんです。甲府経由にしたのは、ちょうど桃の時期だったので、ピンクに染まる大地を眺めたかったのと、河口湖近辺の食が、ほうとう一色で、他に選択肢が少なすぎたこと。
折角旅先に来たのだから、その土地の美味しいものを食べたいと思うので、ほうとうもいいけど、もうちょいバリエーションが欲しくてね。甲府出身の友人から聞いたのは、『紅梅や』という甲州牛鍋料理の店。甲州牛ってあんま聞かないし、どんなものか食べてみたくて。

シグニチャーメニューは、甲州牛のすき焼き。年間300頭しか出ないという希少な和牛。ランチでは予約のみのようなので、都内から行く際は事前にチェックを。食べログのページから予約はできるので、面倒ではないけどね。

このコース、前菜は2品出るんだけど、ここでもキチンと甲州由来の食材が並ぶ。
甲府鳥もつ煮は、山梨県のB級ご当地グルメで、ニワトリのモツを砂糖と醤油で照り煮した地元の料理。いわゆるもつ煮込ではなく、甘辛く味付けし照りが出るまで煮詰めたもので、思わず酒がすすむ。

その後、嬉しいのが甲州の朝積み野菜がどドドーーンと登場すること。近くの農家さんから産直なので、鮮度もいいし、あまり馴染みのない野菜も入ってて、テンションあがるのよ。できれば、これをテラス席で食べたいもんですなぁ…

まずは肩ロースをいただきます。

この卵も甲州ブランドで、山梨県産地鶏、中村農場の卵を使用している。八ヶ岳、南アルプス、富士山に囲まれた標高1050mにある農場で、冷涼な空気と太陽、八ヶ岳麓の地下水を飲み健康そのものの鶏から産まれた卵。濃厚なオレンジで甘味の詰まった卵は、ビジュアルからして最高級の品格が出ていました。
これに肩ロースをくぐらせていただきます、うん、旨い。

これでも十分腹一杯になるんだけど、ランチの甲州ワインビーフの牛めし おこわが気になって追加でオーダーしちゃいました。ヤバい、こういう味、ピンストライク。ワインビーフと、半熟卵と、おこわのセッションが半端ない。近所にあったら、週2でランチに通いそう。そういうメンズ心を掴む味。

あと、さすが地元のレストランということで、ローカルの繋がりが強いんですね。友人のジェラート屋で作ってもらったという葡萄のソルベは、濃厚でかつ程よい舌触りにシビれましたわ。

紅梅や
055-223-1210
山梨県甲府市丸の内1-15-6 地球堂ビル 2F
http://www.kobaiya.jp/
近くに石和温泉もあるので、あっち泊まりながらディナーにココ訪れるのもいいかも。電車ですぐだしね。今度、そんなプレイもやってみます。
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2017年04月24日
富士山と甲府の旅
”酒が呑めない旅はイヤだ”と、車でのドライブ旅が減ってます。とはいえ、行動範囲を広げてくれる車でしかやれないこともあるので、たまにはドライブ旅も挿し込んでます。
ドローンを買って、撮ってみたかった被写体のひとつが富士山。ドローンのカメラが広角なので、かなり近づかないと存在感ある絵にならないんです。というわけで、最終目的地に選んだのは富士五湖。河口湖を選んだのは、甲府からのアクセスの良さ。
なんで甲府かって言うと富士五湖エリアで美味しそうなお店がみつからなかったのね。このあたり”ほうとう”ばっかなんよね。ほうとう好きだけど、折角なら山梨ならではの野菜やお肉が食べたくて。あとは、ちょうど桃の花が咲いてるシーズンだったということも、甲府エリアに惹かれた理由。

土曜日の早朝に東京を出ると、ワイナリーが集まる勝沼エリアまでは、あっという間。甲府や勝沼の市街を見下ろせるフルーツラインというドライブコースがあって、軽くドライブしつつ「勝沼ぶどうの丘」に寄ってみた。ここは宿泊施設や温泉があると聞いていたのと、丘の上で桜が綺麗に咲いていたので引力に惹かれて。

施設自体は昭和的なビンテージ感が漂ってるけど、景色は素晴らしく、周囲には桜があり、眼下には桃の花が絨毯のように咲き誇っていた。

勝沼ぶどう郷の駅近くは、大きな桜の木がトンネルを作っていて、こちらも見応えある風景。ただ、富士山までは見えなかった。

このエリアから石和温泉までは、車で15分くらいだったかな。思ってた以上にアクセスがいい。時間の関係で寄らなかったけど、”ほったらかし温泉”とか”笛吹川フルーツ公園”あたりは、景色の抜けた温泉に入れるので、勝沼→温泉というのは、いい選択肢。しっかり覚えたので、次回使う予定。
お昼に選んだのは甲府駅近くの『紅梅や』、武田神社(躑躅ケ崎館跡)に寄った流れで行くのがいいね。山梨=ほうとう以外の選択肢を探している人にはピッタリのお店で、甲州牛鍋専門店。牛鍋だけじゃなく、信玄鶏やローカルの朝摘み野菜なども厳選した素材が揃っている。

年に300頭しか出ない希少な甲州牛ですき焼き食べつつ、付け合せの野菜は近所のおばあ朝摘みの正真正銘Farm to Table。すきやき用の卵も山梨県産地鶏 中村農場の濃厚なもので、これだけでも相当旨い。

あと、さりげにメチャ ヒットしたのがランチの定食で出ている”甲州ワインビーフ 牛めしおこわ”、せいろに入ったビジュアルもいいし、ワインビーフがいい仕事してる。これ、近所にあったらヘビロテする味。

紅梅や
055-223-1210
山梨県甲府市丸の内1-15-6 地球堂ビル 2F
http://www.kobaiya.jp/
武田神社やワイナリー寄ったりしながら、河口湖へ。道がすいていれば1時間くらい。途中、桃の花が咲き誇るエリアを通ったりしつつ、長いトンネルを抜けるたら一気に富士山の麓へ。見える富士山のデカさが半端ない。

宿に選んだのはクラシカルな雰囲気漂う湖畔の富士ビューホテル。アプローチのしだれ桜はつぼみだったので、もうちょい遅ければ桜と富士山というインバウンド垂涎の写真が獲れたんだと思う、惜しい。
http://www.fujiview.jp/

4月中旬の富士山は、まだ冠雪してるので絵的にも美しく、天気も味方してくれて雲を一糸まとわないフルヌードを魅せてくれた。夕方、赤富士になんないかなーと思って待ってたんだけど、あとで調べたら朝焼けの時という話で、しかも雨が降った翌日という超レアコンディションじゃないとダメらしい。とはいえ、夕方の雄大な富士山は、神々しい美しさでしたわ。

ランチに食べすぎたせいもあって、夜はそもそもお腹すかなかったんだけど、食指が動くようなお店がホント少ないんですね。富士山っていう最強コンテンツがありながら、勿体無いなぁ。とはいえ、河口湖エリアではイチオシとなった『久保田一竹美術館』が期待以上にヒット。詳しくは続きの方に。
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